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【書評】バイニーアプローチ(うつぶせユラユラ体操)について


最近のアマゾンは低評価のレビューを削除したり、そもそもレビューを受け付けなくなっている傾向にあるようです。

それで私のレビューも見事に掲載不可の通知がきてしまい、しょうがないのでブログで取り上げてみることにしました。

その読んだ書籍というのが、著者が二人の理学療法士である「痛みはうつぶせで治しなさい」という本です。

普段はアマゾンにレビューなんて面倒なので書かないのですが、同じ理学療法士なのにあまりに内容がデタラメだったから書くことにしました。

現在、この本には5つのレビューが付いてますが、そのうちの3つはこの本のみにしかレビューしておらず、いずれも★5つを付けており、露骨なサクラレビューであることは明かです。

また、★4を付けている二人のレビューを見てみると、内容はスカスカであり、他の商品レビューをみるとほぼ全て高評価です。

なので、あまり信頼性のある評価とは言えそうにありません。ここからは実際に私が読んだ感想を書いていきます。

まず最初の50ページぐらいは「治療を受けてこれだけ良くなったという声があります」といった利用者のお言葉です。

私はかなりの読書家なので、ゴッドハンドと呼ばれる整体師が書いている本も結構読むのですが、そういった本には特徴があります。

それが施術を受けた方々の奇跡体験や感動の声です。詐欺まがいの整体師が書いてる本というのは、どれもこういった内容がページの大半を占めています。

治った理論もほとんど書いてないですし、後半に少し理論ぽいことを書いていたりしますが、まったく根拠がない当てつけです。

そういった方法で集客している整体師は非常に多く、これについては同じ治療家として怒りさえ覚えてきます。

うつぶせでユラユラする治療法をバイニーアプローチと命名しているようで、施術院も二店舗を構えているようです。

バイニーアプローチで坐骨神経痛や脊柱管狭窄症、回転性めまい、脳卒中の麻痺が改善したと書かれていますが、根拠はまったくの不明です。

というか、理論的にはまずあり得ないでしょう。そんなことで改善する意味がまったくわかりません。

バイニーアプローチの理論としては、腹圧の上昇と脳幹への刺激を挙げているようですが、これもかなり意味不明です。

うつ伏せなら内臓を圧迫して若干ぐらいは腹圧は上がるかもしれませんが、それぐらいでいいならコルセットでも巻いておけばいいでしょう。

そもそも、起き上がった時点で腹圧は維持されないですし、むしろ行動するときに意識的に力を入れないと腹圧は高まりません。

脳幹への刺激に関しては、「うつぶせの体勢で床面から受けた刺激は、脳幹によい信号として送られます」としか書かれないので、ちょっと理解に苦しみます。

どこにそんな根拠があるのかはわかりませんし、それが事実なら脳幹の機能が低下している患者でうつ伏せをとらせている人を私は見たことがありません。

ユラユラと身体を揺らす理由については、トカゲがS字に歩行しているのを見て思いついたそうです。(マジで言ってるのか!)

著者いわく、トカゲは脳幹が主体の生物であり、脳幹は生命の根源なので、その歩き方に何らかの秘密が隠されているのでないかと考えたそうです。

どうでしょうか。ちょっとここまで来るとトンデモなさすぎて笑えてきますよね。

これらのスーパー理論を運動器のスペシャリストである丹波氏と神経のスペシャリストである山岸氏がタッグを組んで開発したらしいです。

まあ、ここであまりに書きすぎるといろいろな問題が出てきますのでこれぐらいにし、あとは実際に自分の目で確かめていただきたいです。

では、是非ともご購入のほどをよろしくお願い致します。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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