求人情報を閲覧できるサイトはいくつもありますが、効率的に公開求人と非公開求人の情報を得て、転職に成功するための方法について簡潔に解説していきます。
非公開求人とはなに?
まず公開求人と非公開求人の違いですが、ハローワークなどで取り扱っている求人が一般的な公開されている求人(公開求人)となります。
そして、転職支援サイトだけで扱っている一部のレアな求人情報が非公開求人と考えてください。
なぜレアかというと、そもそもどうして求人情報を非公開にする必要があるのかを知ると理解しやすいです。
理由としては、好待遇の求人をハローワークに掲載してしまうと応募が集中してしまい、企業はその対応に多くの時間を費やす必要があるからです。
欲しい人材というのは募集する時点である程度に決まっているため、該当しない人からの応募はなるべく来てほしくないわけです。
それに対して、ハローワークからはなるべく面接をするようにと通告が来たり、応募者を限定するような表記はできないと言われるわけです。
よくあるのは、女性の理学療法士が欲しいのに、女性限定と表記できないがために男性からの応募ばかりが来るといった具合です。
これはお互いにデメリットしかなく、マッチングしないところで時間を無駄にしないためにも重要となるわけです。
このような問題を解決するために転職支援サイトが存在し、企業も応募者も無駄が出ないような構造となっているわけです。
転職支援サイトを利用する場合
私もこれまでにいくつかの転職支援サイトを利用してきましたが、経験の中でサイトを利用したほうがいい人とそうでない人がいることに気付きました。
それはズバリどこに住んでいるかで、関東と関西、愛知などの都心部に住んでいる人は絶対に利用したほうがいいです。
ただし、田舎に住んでいる人は利用したところで目新しい情報は得られにくいので、後述するハローワークインターネットサービスをご活用ください。
次に数多くある転職支援サイトの中からどこを利用したらいいかですが、前述した地域に強く、医療介護に特化した大手企業がお薦めです。
最も評価が高いのは「マイナビ医療介護」で、ここは医療系全般(医師、薬剤師、看護師、介護士など)の転職サービスを展開しています。
そのため、提携している病院が圧倒的に多いのが特徴です。
中には名前を聞いたこともないのに求人数がやたらに多い転職サイトがありますが、これにはカラクリがあります。
求人情報をみてみるとわかりますが、募集がすでに終了している情報を載せ続けていたりと、かなり水増しされています。
マイナビに関しては大手ということもあって、そういった部分がないことも推奨できる理由のひとつです。
これから転職を考えているなら、まず最初に登録しておいて損はないはずです。
バナー画像にも書いてある通り、登録は1分ほどで完了するため、とりあえず登録しておいてください。
今すぐに転職する気がなくても、良い条件のとこがあるなら来年ぐらいにでもといった感じで気軽に相談することもできます。
田舎で探すならハローワーク
関東や関西、愛知などに住んでいる人は転職支援サイトを活用できますが、それ以外の地域で探すなら「ハローワークインターネットサービス」を利用することをお薦めします。
あまり知られていませんが、現在はネットで簡単に全国の公開求人を簡単に閲覧することができますので、将来的に転職したいと考えている人は早い段階からチェックすることをお薦めします。
検索方法について簡単に解説すると、サイトの求人情報検索をまずはクリックします。
次は就業場所の都道府県を選択する画面が出てきますので、就職を考えている地域を選び、検索ボタンをクリックします。
次に自分が持っている資格(理学療法士や作業療法士)に絞って検索するために、フリーワードと書かれている部分をクリックします。
キーワードを指定する部分に職種名を入力し、右下にある検索ボタンをクリックすると対象地域におけるリハビリ職の求人情報を閲覧することができます。
注意点としては、3〜4月あたりは劇的に求人数が減りますので、調べてもほとんどヒットしなくなります。
私の住んでいる都道府県では、4月は0件で全くヒットしませんでしたが、6月は80件以上も出ていました。
ハロワ求人は時期的に役に立たないときもありますので、その際はマイナビを利用したほうが良いです。
おわりに
理学療法士や作業療法士の求人情報を探すためには、マイナビとハローワークのふたつを利用することでほぼ網羅することが可能です。
都心部に在住しているなら、他の転職支援サービスを利用することでさらに発掘できる可能性もあります。
ただし、サイトごとに担当のキャリアコンサルタントが付いてしまうと、その後の相談が面倒になるので注意してください。