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リハビリでストレッチポールを使っても効果がないと思う


現在では、リハビリのメニューとしても使用されるようになったストレッチポールですが、その歴史はとても浅く、考案されたのは2003年頃になります。

実際に購入して使ってみた感想を理学療法士の立場からレビューしていこうと思います。

ストレッチポールの目的

円柱状のツールを用いてコアを活性化し、身体を正しい状態に戻すことを目的にストレッチポールは開発されました。

最近はピラティスという言葉をよく耳にするようになりましたが、そのピラティスでも頻用されており、リハビリ場面でも使用するセラピストが増えてきました。

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ストレッチポールの効果

1.筋肉が緩む

ストレッチポールに乗ると身体の外側にある筋肉が緩み、その状態でさらにを運動を実施すると深部の筋肉も緩むため、完全なリラックス状態が得られます。

2.ゆがみを解消

筋肉が緩んだ状態でエクササイズすることにより、骨のひとつひとつが動きやすくなり、その状態で運動することで骨格のゆがみや関節のずれが効果的に改善できます。

3.呼吸が深くなる

ストレッチポールに乗ると縮んでいた肋骨が左右に広がり、空気が十分に取り込めるようになって肺活量が増加し、疲れにくい身体にになります。

4.熟睡できるようになる

身体が完全なリラックス状態となることで、通常は緊張状態の脳が休めるように、深い睡眠を得ることができるようになります。アンケートでは、実に98%の方々が効果を実感しています。

効果についての考察

上記はJCCA(日本コアコンディショニング協会)監修の公式ブックに書かれている効果内容になります。

ちょっと怪しいと感じる部分もありますが、猫背では呼吸が浅くなってしまいますし、胸郭のストレッチ効果ぐらいは認められると思います。

 

ストレッチポールの選び方

ストレッチポールは長さが「90㎝」と「98㎝」の2種類が主にあるのですが、90㎝では大人(160㎝以上)には短すぎるので98㎝がお勧めです。

98㎝を選んでも、身長が180㎝以上の方には短いと感じるかもしれませんので注意が必要です。

基本姿勢(実際に買ってから試してみた)

  1. 頭からお尻までがポールの上に収まるようにして横になる
  2. 両手は肩に緊張感やつっぱり感がないような位置に伸ばす
  3. 肘は床につけて、手の平を上に向ける
  4. 脚を肩幅程度に開き、膝は90度くらいに曲げる
ストレッチポールを使ったリハビリ方法

トレーニングメニュー

いくつかのサイトやハンドブックを見ながら、理学療法士である私が被験者となって使用してみましたので、そのレビューを以下に書いていきます。

はたして、治療に生かせるような収穫はあったでしょうか。

胸郭を広げる

最も期待していた胸郭を広げる運動ですが、ポールの横幅が大きいのか自分には伸ばされている感じがありませんでした。

猫背には効果があると書いていましたが、ちょっとショックです。

ストレッチポールを使ったリハビリ方法/胸郭の拡大

股関節を広げる

股関節を広げた姿勢を30秒ほどキープすることで股関節が緩んでいくとのことですが、あまりリラックスできませんでした。自分には合ってないんですかね。

ストレッチポールを使ったリハビリ方法/股関節のストレッチ

わきと胸をほぐす

肩や背骨は伸ばされますが、わざわざストレッチポールを使ってまでやる運動でもない気がします。リハビリでは使えないですね。

ストレッチポールを使ったリハビリ方法/肩を伸ばす

ふくらはぎマッサージ

ストレッチポールはある程度の固さがあるので、このエクササイズはかなり気持ちがいいです。

しかし、ふくらはぎのマッサージ機は安くでかなり出てるので、そちらを買った方がいい気もします。

ストレッチポールを使ったリハビリ方法/ふくらはぎのストレッチ

ブリッジング

バランスディスクなどのように、不安定な場所を演出することで体幹の共調運動を促しながらのトレーニングを実施することができます。

難易度が高いので、若者向けではあります。

ストレッチポールを使ったリハビリ方法/筋力トレーニング

背骨を伸ばす(非推奨)

公式では推奨されていない方法ですが、個人的には一番やっていて気持ちがいいです。

背骨や胸郭が最も広げられますが、負荷が高すぎるので痛みを誘発する可能性もありますので、実施する際は自己責任でお願いします。

ストレッチポールを使ったリハビリ方法/背骨をのばす

おわりに

上記で挙げた方法以外にも、いくつもの運動メニューがサイトなどに載っていますが、どれも個人的には効果が微妙でした。そ

もそも、筋肉を緩めるといった最大のポイントが、ほかのストレッチなどより効果が劣ると考えられるからです。

自宅で運動がてらに実施してもらうのはいいですが、これを理学療法士がリハビリの時間に実施するとなると少し疑問が沸いてきます。

なぜなら、リハビリの対象となる疾患にはほとんど使えない(効果が認められていない)からです。

これから文献なども散見されるようになるかもしれませんが、現状としては、個人的にはあまりお勧めできない結果となりました。

あくまで個人的なレビューですので、苦情等は一切受け付けておりませんのであしからず。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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