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介護業界はおかしい!38歳で介護士となった男性の悲痛な叫び


2chのまとめで面白いスレがあったので紹介したいと思います。スレ主は38歳の男性で、会社が倒産して再就職できず、特別養護老人ホームの介護士となって2年目とのことです。

介護業界のおかしいところについて述べており、なかなか面白かったので個人的な見解を交えながら書いていきたいと思います。

おかしい所①「危険行動をとる利用者を束縛なしで介護」

※以下、URLより内容を一部改編抜粋

介護施設や病院は基本的に束縛してはならない。車椅子に転倒防止の安全ベルトを付けたり、ベッドに落下防止柵をつけて囲うだけでも束縛と見なされる。

お陰で転倒リスクのある利用者を見守りだけで対処する必要があり、しかも他の業務をしながら実施する必要がある。リスクのある利用者が一斉に動き出した場合は対処しきれず、100%事故が発生する。

施設で起きる事故の60%以上は、束縛をしない事が原因と思う。筋力は若者並の暴れまくる老人すら束縛なしで介護しないといけない為、介護士は全身殴打や爪による皮膚の切裂き、噛み付き等の攻撃を受けて血だらけになりながら介護する事を余儀なくされている。

TVで介護士が利用者を怪我させた等が良く報道されるけど、実際には、介護士側が利用者に大怪我させられる事の方が多い。

※以下、管理人の個人的見解

束縛の問題については本当にシビアです。ひとりで立ち上がって歩こうとされて転倒し、骨折して入院なんてケースは、私が働いている施設だけでも年間に何例もあります。

そういった場合は、むしろ家族の方から「束縛してもいいので、もう絶対に転倒させないでほしい」といった要望が出てきます。

束縛にも度合いがあるとは思いますが、そのようにリスクが高い利用者には、安全のための最小限の束縛はしょうがないと私も思います。

しかし、暴力行為などが目立つ高齢者は、その根底に環境が劣悪であることが原因となっているケースが大半だと思います。

認知症に伴うBPSD(暴力行為や不穏など)は、正しい対応をすることで十分に抑えられることがわかっています。なので、すべてを利用者のせいにするのではなく、まずは環境を整えることにより対処することが大切です。

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おかしい所②「病院では束縛が黙認されている」

※以下、URLより内容を一部改編抜粋

介護施設では束縛をしないことが原則であるのに対して、利用者が骨折などで入院した場合、病院では遠慮なく利用者が束縛されている。介護施設では多少束縛しただけでニュース沙汰になるが、病院ではいくら束縛しても批判されず、ニュースにもならない。

※以下、管理人の個人的見解

もちろん病院でも束縛しないことが原則ですが、確かに介護施設と比べて束縛に関しての規制が緩い気がします。

私が働いている施設でも、病院は離床センサー(ベッドから起き上がったら音がなって職員に知らせる)を使用しているのに、介護施設では使わないようにと指導されています。

病院は治療のために管理下に置く必要がありますので、しょうがないと言われるとしょうがない気もしますけど。

おかしい所③「利用者の力を生かさないといけない」

※以下、URLより内容を一部改編抜粋

介護施設ではADLを衰えさせない為に、利用者に少しでも立つ力があれば、排便排尿の度にベッドから移乗してトイレまで行き、便器に座らせなくちゃならない。

寝たままオムツ交換した方が直ぐに済むにも関わらず。利用者に僅かでもスプーンを持つ力があれば、自力摂取させて介護士はそれを横で辛抱強く見守りながらサポートしなくちゃならない。

介護士が食介した方が早く済むにも関わらず。そこまでしているのに、利用者が入院した場合、入院先の病院では看護師が全介助してしまう為、退院後の利用者はADLが失われてしまう事が多い。

※以下、管理人の個人的見解

リハビリの立場では、ついつい利用者の能力を最大限に生かしてほしいと考えますが、実際は介助してくれないことに苦痛を感じている利用者はかなりいます。

職員も、時間がないので手伝いたい気持ちは強いはずです。なので、必ずしもすべてにおいて利用者の力を生かす必要はないと思います。

しかし、私の働いている施設では真逆で、歩く力があるにも関わらず、介護士が歩かせようとしないことが多いです。そういったケースでは、筋力や体力を維持するための最低限の活動量が足らず、徐々に状態が低下していきます。

なので、絶対に必要なこととそこまで必要でないことを分けて、お互いに負担となりすぎないところを見つけていくことが大切ではないでしょうか。

おかしい所④「未経験でも仕事ができる」

※以下、URLより内容を一部改編抜粋

介護施設では、骨も皮膚も弱く、多くの持病を抱えている高齢者が相手である為、些細なアクシデントで死亡事故に繋がるケースが多い。

本来ならば、専門学校で数年訓練を受けた人材が就くべき業務だが、現実には未経験者や初任者研修取った程度の素人がこの仕事をやっている。 国も、平然と未経験のニートや失業者をこの業界に斡旋しようとしている。

※以下、管理人の個人的見解

これは本当にぐうの音も出ない正論です。補足するなら、国も介護士の質を上げて、いずれは介護福祉士のみが従事できるように持っていきたいとは考えています。

しかし、まったく人材が足りていないため、結局は未経験のニートや失業者でもいいので、とにかく働いてくれといった感じになっています。なにも知らない未経験者から介護されるなんて、やっぱり利用者としても恐ろしいですよね。

おかしい所⑤「夜勤は1人勤務のところも」

※以下、URLより内容を一部改編抜粋

介護施設の多くは夜勤手当が十分に出せないため、夜勤は1人か2人で勤務させられる。夜勤は16時間勤務が基本で、そのうち1,2人勤務になる時間帯は約10時間ほど。

なので、夜間はたったそれだけの人数で50人ほどの介護をさせられることになる。危険リスクがある利用者が複数入居している施設の場合、夜勤は地獄。ほぼ毎晩事故が起きる。

※以下、管理人の個人的見解

某牛丼チェーン店のワンオペが問題視されてニュースに連日取り上げられましたが、介護施設でもワンオペ状態は結構あります。

普通に考えて無理だとわかるのですが、施設側はなるべくお金を出したくないので、過酷な介護を強いられている場合もしばしば見かけます。

まあこれは元をたどると政府が予算がないからといって社会保障費を削っているせいですけどね。今後も報酬は減算されていくと予測されるので、もう無理ですよね。

おかしい所⑥「人間関係が無茶苦茶」

※以下、URLより内容を一部改編抜粋

介護士の数が多い施設では、仕事のストレスなどから人間関係が無茶苦茶になっている事が多い。丁寧だけど仕事が遅い介護士に対して、「あんたのせいで皆が迷惑する」と罵倒するオバはん介護士。

職安に勧められた等の安易な動機で入ってくる新人に、「人の命を預かる仕事だと自覚しろ!」と説教するベテラン介護士。ほぼ毎日、介護士が他の介護士を罵倒してる。

※以下、管理人の個人的見解

環境が劣悪な職場は、そういったトラブルがどうしても絶えません。言い方は悪いですが、介護士は誰でも簡単になれる仕事です。

なので、職員の質はピンキリであり、3人に1人ぐらいは人間性を疑いたくなるような介護士も存在してます。

また、求人を出してもなかなか集まらないため、利用者に対しての態度が悪い職員でも辞めさせるワケにもいかず、ヘタに注意もできないような状況があります。つらいですね。

おわりに

私は介護士ではないですが、老健で働いているのでスレ主の意見について共感できる部分が結構ありました。今の状態が続くようでは、今後も介護士は疲弊していく一方だと思います。

利用者だけに優しい職場ではなく、利用者にも職員にも優しい職場であるために、今後は少しずつ改善案を考えて発信していこうかと思います。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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