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原因を特定せずに腰痛を軽減させる方法


腰痛の治療は、RPGゲームのように防御力をもとに考えるとグッとわかりやすくなりますよ。ちなみに防御力は疼痛閾値のようなものと考えてください。

防御力と疼痛

例えば、あなたの腰部の防御力が100と仮定した場合、腰部に90の刺激が与えられても痛みはほとんど感じません。

しかし、刺激が100を超えた瞬間に痛いと感じるようになります。さらに数値が増すごとに、痛み(ダメージ)が上がっていくとイメージしたらわかりやすいです。

”「防御力」-「刺激」=「ダメージ」

この防御力に関しては誰でも簡単に変動させることができ、100を150にも出来ますし、逆に50まで下がることもあります。

これが痛みが環境に左右されやすい原因ともいえます。腰痛の治療においては、この防御力を上げるか、または痛みの刺激を減らすことが改善の鍵となります。

防御力を上げる方法

防御力を上げるとは、つまりは鎮痛系を賦活させるということであり、具体的にはマッサージ、有酸素運動、認知行動療法、自律神経訓練法、物理療法などが挙げられます。

他にも、抗うつ薬や抗不安薬、アドレナリン作用薬といった強制的に鎮痛物質を発生させる薬物療法も効果を発揮します。

これらは痛みの根本的な解決手段とはならない場合が大半ですが、一時的にでも鎮痛効果を発揮することが期待されます。

また、継続して実施することで防御力を高い位置に保つことができ、結果的に痛みが出現しないようにコントロールしていくことも可能です。

腰痛は原因が特定しにくく、一定期間が過ぎたら自然に治癒する場合が多いです。そのため、痛みの原因部位が特定できない場合は、この防御力を上げるのもひとつの手段です。

ただし、すべて一律にその方法だけに頼ってしまうと根本的な解決はできないままなので、最終手段として使用するべきです。

腰痛治療で心がけること

私が腰痛患者を治療をする上で心がけていることは、本当に効果の高い方法を選択するということです。

前述したように防御力を高める方法はいくつも存在していますが、それぞれで高まる数値や持続時間は大きく異なります。

なので、その人に合うものを見極めることがプロの仕事といえます。

防御力を上げる代表的な方法にホットパックがありますが、これは患部を温めることで防御力が100から120に上がっているからです。

ただし、ホットパックはその持続時間が短いため、数時間もしたら元の防御力まで戻ってしまいます。(ドラクエでいうスカラみたいなもんです)

これでは、一時的に楽になったとしても、根本的な解決方法とは到底いえません。半永久的に続く方法、または自己管理できる方法こそ、真の治療であるといえます。

持続的な効果が期待できる方法

例えば、自律訓練法の代表格である腹式呼吸は、副交感神経を優位にする働きがあります。この方法を身につけることで、痛みに対しての耐性がつくことになります。

または、認知行動療法のように痛みに対しての認知そのものを修正することにより、痛みをコントロールしていくことも可能です。

これらは効果時間も長く、自主的に継続して実施していくことで腰痛の再発を予防していくことも可能です。つまりは、刺激の量を変えずして治せるということです。

ただし、その患者にとって心理面や自律神経の影響がどれだけ関与しているかで効果も異なるため、治療後は痛みの変化を確認し、効果の高い方法を選択していくことが大切です。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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