変形性膝関節症の概要
変形性膝関節症は、関節軟骨の退行性変性をきっかけに、軟骨下骨の反応性変化や関節裂隙の狭小化が生じ、痛みや関節機能の低下をきたす疾患です 。日本人の場合、大半は膝関節の内側(大腿脛骨関節内側)に主座があり、進行すると**内反変形(O脚)**を呈します 。
外部膝関節内反モーメント(KAM) KOAの進行には、歩行時の力学的負荷が深く関与しています。特に立脚初期における**外部膝関節内反モーメント(Knee Abduction Moment: KAM)**の増大は、膝関節内側コンパートメントへの圧縮ストレスを増大させる最大の要因です 。
KAMを増大させる主な力学的要因(臨床推論の対象)には、以下のものがあります。
- ラテラルスラスト(Lateral Thrust): 歩行時に膝関節が外側へ動揺する現象で、内反ストレスを急増させます 。
- 骨盤外方位: 骨盤が側方へスウェイすることで、床反力ベクトルと膝関節中心の距離(レバーアーム)が長くなり、KAMが増大します 。
- 足部・COPのアライメント: 足部内反や、荷重中心(COP)が外方へ偏位することも、内側への負荷を高めます 。
最終更新:2026-04-20
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