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専門理学療法士よりも総合理学療法士を目指す


通所リハや介護老人保健施設などの介護分野で求められている理学療法士は、スペシャリストではなくゼネラリストです。

しかし、専門理学療法士という資格は存在しますが、総合理学療法士って資格は存在しませんよね。今回は、総合的に診ることの必要性を考察していきます。

専門医を手放す医師が増えている

医師には専門医師の資格が100種類以上も存在しており、そのレベルはピンキリで、申請したら誰でも取れるような資格から、取得するのがとても大変な資格まであります。

医師いわく、資格を取得するよりも維持するほうが大変で、指定された学会講演や研修セミナーへの参加が強いられ、こまめに参加してポイントを集めるために、毎年数回の遠征が必要になるそうです。

これらは学会を維持していくために必要な上納金のようなもので、資格のレベルを維持するという名目のもとに、永遠に会費を払い続ける必要があるそうです。

理学療法士の専門資格も同様

日本理学療法士協会が管轄している認定理学療法士や専門理学療法士についても、専門医師の資格と同様に更新の制度が設けられています。

資格を維持していくためには、研修セミナーなどに参加してポイントを稼ぐ必要があり、それは永遠と続いていきます。せっかく頑張って取得した資格なので、そう簡単に手放すわけにもいきません。

資格を取得したから給料が上がるというわけでもありませんし、取得するメリットはかなり少ないです。しかしそれでも、理学療法士のステップアップとしては唯一の正当な評価を受けられる資格であることは間違いありません。

私の周りにも取得している人がいますが、その人たちは総じてよく勉強しており、その辺の理学療法士よりも技術や知識は確かなものがあります。ただ、口を揃えてメリットはそれほどないと話しています。

総合理学療法士という概念を作りたい

医師に専門医と総合医(いわゆる町医者)がいるように、理学療法士にも総合理学療法士なるものが存在していいと思います。通所リハや老健で働いていると、利用者からは多種多様の相談を受けます。

それは中枢から整形外科、内科まで多岐に渡ります。介護領域では医師との関わりが極端に少ないので、そこで頼られるのは看護師やセラピストになります。

相談された際に的確なアドバイスを送るためにも、介護分野の理学療法士は病院で働く人たちよりも、総合的に診る能力が必要になります。まさに総合理学療法士ってやつです。

総合医よりも専門医が上という風潮

医師の間では、総合医よりも大学病院などで働く専門医のほうが格上だと考えている人たちは大勢います。しかし、どちらが大変かと問われたら間違いなく総合医です。

これと同様に、理学療法士でも大学病院で働いている人たちのほうが上だと感じている人たちも多いですが、幅広い知識を要するのは圧倒的に介護分野で働いている理学療法士です。

介護分野で求められる人材はスペシャリストではなくゼネラリストです。資格こそありませんが、総合理学療法士って名乗ってもいいのではないでしょうか。

本当に素晴らしい理学療法士の条件

皆さんは名医図鑑をご存じでしょうか。名医図鑑では、全国のいわゆる名医を紹介しており、その医師が勤めている病院などを紹介しています。実はこれって、お金さえあったら誰でも載ることができるんです。

そのことを医師の長尾和宏氏が著書で暴露しています。営業の人から「○万円で名医図鑑に掲載できる」と電話が何度もあり、そういうことをしている本に載っている人たちに本当の名医はいないそうです。

これは理学療法士も同じで、有名な人たちが必ずしも素晴らしい理学療法士とは限りません。本当に素晴らしいセラピストというのは、特別な資格を持っている人ではなく、幅広い見識をもって治療にあたることができるゼネラリストではないでしょうか。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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