高齢者の多い整形外科クリニックでは、リハビリの内容がマッサージ中心となることは非常に多いです。
腰や膝が曲がっているために筋肉が硬くなりやすく、患者の希望も考慮してマッサージ中心となること自体は仕方がないと思っています。
ただし、その場合に女性は力が弱いので患者から不満を言われたり、男性に担当変更させられることも度々あります。
そういうケースを今までに見たり聞いたりしてきたので、女性PTは確実に男性PTよりも苦労することが多いです。
以前に担当別のキャンセル率などを調べたことがありましたが、今回は計画書作成数と新患数の比率から離脱率を考察してみました。
計画書作成数が多いと担当数が多いことになり、新患数が多いと患者の離脱率(または卒業率)が高いと予測されます。
例えば、計画書作成数が少なく、新患数が多い場合は、患者が早期に入れ替わるので離脱率が高いと推察できます。
計画書作成数が多く、新患数も多い場合は、患者が一定期間は通院したと考えられるので、離脱率よりも卒業率が高くなると推察されます。
ここまでの内容を踏まえてデータを分析した場合に、女性(n=1)は離脱率が高いという結果になりました。
しかしながら、これは「n=1」なので全く信頼性はなく、いくつかのクリニックなどが協力して調べない限りは答えは出せません。
以前に「運動療法が多い=キャンセル率が高い」と書きましたが、やはり運動療法が多いと離脱率も高くなる傾向にありました。
経験年数が浅い場合も離脱率は高くなる傾向にあり、たとえマッサージ中心でも上手く硬い筋肉を押さえられないと患者は離脱していきます。
患者の卒業率を基準とした場合は、マッサージのみでは低くなる傾向にあり、運動療法や生活指導などの重要性が増してきます。
患者(新患)が多いクリニックはいいですが、患者が少ないところでは院長から「卒業させるな」と注意されたなんて話も聞いたことがあります。
そんなところでは私は絶対に働きたくはないですが、もしもそういう環境にいるならマッサージ中心となっていくのは仕方ないでしょう。
記事のタイトルが少し過激になりましたが、すべての女性に当てはまるわけでもありませんし、今回はそうなっただけかもしれません。
なので、あまりこの記事を酷評しないでくださいね。失礼しました。