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トリガーポイント治療と筋肉別の関連痛領域


トリガーポイント治療の考え方について解説していきます。

トリガーポイントの概要

トリガーポイント(Triger Point:TP)は圧痛点の一種であり、TPは索状硬結と呼ばれる爪楊枝ほどの塊が筋肉の中に限局して出現した状態を指します。

とくに筋肉の起始部や停止部の付近に出現しやすく、TPが原因の痛みであるなら、圧迫することで普段感じている痛みに類似した症状が再現できます。

通常、TPに鍼を刺したり、指圧を加えると、筋膜を通じて離れた場所で痛み(関連痛)や痺れが生じることになります。

これを痛みの引き金を弾くという意味からトリガーポイントと名付けられました。

トリガーポイント

引用元: トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル

トリガーポイントの治療法

TPの代表的な治療法として、トリガーポイント注射や鍼治療、徒手圧迫による漸増加圧法などがあります。

漸増加圧法とは、硬結部を100-800gの力で30-120秒ほど圧迫し、抵抗が消失するのを感じたら、そこから更に中心に向かって圧を加えていきます。

また抵抗が感じられる部位まできたら、その位置で同様に圧迫を加えながらしばらく止めます。

この作業を繰り返していき、それ以上の効果が認められない状態まで実施します。これを漸増加圧法といいます。

硬結部に関しては、筋肉をストリッピングさせていきながら探していきます。いくつか点在する場合もあるので、発見する度にリリースしていきます。

”【ストリッピングとは】マッサージの一種であり、筋肉の付着点から付着点まで筋線維の方向に沿って、圧をかけながら指を移動させるテクニックです。

筋膜リリースと筋膜ストレッチ

TPの治療後は、関連痛を引き起こしている犯人の深筋膜をリリースしていき、筋膜組織の高密度化を消失させていきます。

方法として、制限のある筋膜の方向に徒手にて圧迫と伸張を加えていきます。施術時間は90-180秒ほどです。

リリース開始時はゲル状の粘っこい感触ではありますが、リリース完了後はバターが溶けるような柔らかい感触に切り替わります。

筋膜の問題が解決したら、最後は自主練習で行える筋膜ストレッチを指導し、硬結部の再発生や筋膜のねじれが戻らないように調整していきます。

以下に実際にトリガーポイントが発生しやすい部位と、その関連痛領域について図解で掲載していきます。

上腕部

三角筋

三角筋のトリガーポイントは前部と後部に出現し、前部では肩前部から外側部へ、後部では肩後部から外側部へ、局所筋肉上を放射状に拡がります。

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棘上筋

棘上筋のトリガーポイントは起始付近にあり、関連痛は肩上部(三角筋中部領域上)、上腕外側から肘まで波及します。

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棘下筋

棘下筋のトリガーポイントは2カ所あり、中間部は三角筋中部から腕の下方橈側にかけて痛みが広がります。内側部は稀ですが、肩甲骨の内側縁に痛みが起こる場合があります。

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小円筋

小円筋のトリガーポイントは筋中央部に出現し、関連痛は上腕外側の上部に起こります。同じ外旋筋である棘下筋の関連痛領域よりも下方に発生します。

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大円筋

大円筋のトリガーポイントは三角筋中部の深部に出現します。稀ではありますが、前腕背側の上部にも出現する場合があります。五十肩の症状と同様に手を後ろに回せなくなるといった症状が起こります。

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肩甲下筋

肩甲下筋の関連痛領域は、肩甲骨後部、腋窩背面、上腕に沿って手首まで波及します。

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上腕二頭筋

上腕二頭筋のトリガーポイントは停止部付近にあり、三角筋中部、棘上筋の近位に関連痛を引き起こします。稀に肘内側に痛みが起こることもあります。

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烏口腕筋

烏口腕筋のトリガーポイントは起始付近にあり、上腕、前腕及び手の後面、三角筋の中部及び前部領域に痛みを引き起こします。

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上腕三頭筋

上腕三頭筋のトリガーポイントは上腕の背面から肩の背面、手の背面から薬指及び小指にかけて出現します。筋肉の硬化にて肘が完全に伸びきらなくなることがありますが、それは硬化がしこりのように詰まっている可能性が考えられます。

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上腕筋

上腕筋の関連痛で最も起こりやすいのが母指基部の外側及び後面です。続いて肘前面、肩峰までの上腕の前面にかけて痛みが起こります。上腕筋を損傷している場合、肘を完全に曲げられなくなることが多いです。左右の肘を比較してみて、曲げにくい場合は上腕筋が硬化していないかチェックしてみてください。

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前腕部

腕橈骨筋

腕橈骨筋の関連痛パターンは、肘外側面、手背面、前腕外側面、母指と示指の間(水かき部分)に出現します。

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肘筋

肘筋の関連痛は、上腕骨外側顆周辺領域に引き起こします。肘を曲げ伸ばししながら、筋腹に静的な圧を指で加えると効果的にトリガーポイントを緩めることができます。

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円回内筋

円回内筋の関連痛はトリガーポイントより遠位に発生し、前腕掌側の外側縁、手首と母指の付け根に起こります。この筋が損傷している場合、ぞうきんを絞る動作で痛みが生じます。また、円回内筋の硬化によって腱鞘炎と似た症状が出る場合があります。

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橈側手根屈筋

橈側手根屈筋のトリガーポイントは、手首の掌側中央から外側にかけて痛みを引き起こします。

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長掌筋

長掌筋の関連痛は、前腕の掌側に沿って刺すような痛みを引き起こします。痛みは手掌に集中しており、深部痛ではなく、表面上のチクチクした痛みを訴えます。

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回外筋

回外筋の関連痛パターンは、手の背側、母指及び示指の基部、上腕骨の外側上顆に起こります。肘の外側から親指側にかけて痺れが生じる場合もあります。

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尺骨手根伸筋

尺骨手根伸筋の関連痛は、手首の尺側面に起こります。トリガーポイントの発生頻度は低いとされています。

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短橈側手根伸筋

短橈側手根伸筋の関連痛は、手の背側外側面に起こります。手関節後面の痛みでは、最も原因となりやすい痛みのひとつです。

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長橈側手根伸筋

長橈側手根伸筋の関連痛は、上腕骨外側上顆、前腕背側、解剖学的嗅ぎタバコ入れ(親指と示指の間)に起こります。

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尺側手根屈筋

尺側手根屈筋のトリガーポイントは筋腹中央部にあり、関連痛は尺側、掌側の手首に引き起こします。

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総指伸筋

総指伸筋のトリガーポイントは、中指及び薬指、外側上顆に関連痛を引き起こします。損傷すると手関節の背屈制限が生じ、背屈時に痛みを伴います。

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手指伸筋

指伸筋のトリガーポイントは、中指及び薬指、外側上顆に関連痛を引き起こします。示指伸筋では、手の背面、示指背側に関連痛を起こします。

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母指対立筋

母指対立筋(母指球筋)の関連痛は、両側(掌側及び背側)の母指基部、母指の外側面、手首の橈骨頭部に起こります。

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大腿部

縫工筋

縫工筋のトリガーポイントはいくつか出現しますが、関連痛はトリガーポイント周辺の表面上に出現するのでわかりやすいです。鋭くうずくような痛みを訴えます。

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大腿筋膜張筋

大腿筋膜張筋のトリガーポイントは筋腹中央あたりに出現し、大腿外側に関連痛が起こります(大腿筋膜の痛み)。転子滑液包炎に似た症状を引き起こすので鑑別が必要です。

また、状態が悪化している場合は、膝の外側にまで痛みが波及する場合もあります。

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中殿筋

中殿筋に由来する痛みは、臀部全体の深部にわたって関連痛を引き起こします。トリガーポイントは関連痛領域よりもやや外側前方にあるため、鑑別する必要があります。

鑑別方法として、トリガーポイントを触診で探しだし、圧迫することで痛みを再現できるようなら中殿筋に由来する痛みと判断ができます。

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小殿筋

小殿筋に由来する痛みは、大腿後面から下腿後面にかけて関連痛が起こります。そのため、しばしば坐骨神経痛と間違われることがあります。

坐骨神経を伸張させるSLRテストが陰性の場合は、小殿筋の関連痛を疑ってみてください。

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大殿筋

大殿筋のトリガーポイントはいくつか存在しており、関連痛は殿部全体へ、大腿後面から上部にかけて、仙骨から殿溝に拡がるものがあります。

また、大殿筋の関連痛は腰痛に似た症状を引き起こす場合もあります。

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大内転筋

大内転筋にはトリガーポイントが2カ所あり、下部は大腿部内側に関連痛が起こります。上部では、骨盤深部に関連痛を引き起こします。

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恥骨筋

恥骨筋のトリガーポイントは起始あたりに出現し、その周囲(鼡径靭帯下方)に関連痛を引き起こします。

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梨状筋

梨状筋のトリガーポイントは起始付近と停止付近に2カ所あり、関連痛を臀部(特に仙骨の外側縁と臀部の下外側面)や大腿後面に引き起こします。

場合によっては、坐骨神経絞扼を起こして大腿後部から足までの全体に痛みや痺れを誘発します。

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大腿方形筋

大腿方形筋の関連痛は、大転子下部のすぐ内側に出現する場合が多いです。大腿骨頚部骨折の術後などに痛みが出現する場合があります。

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腸腰筋

腸腰筋のトリガーポイントはいくつか存在しており、関連痛も腰部内側、上腹部から鼠径部までの腹部、大腿前面部で鼠径部から膝までの中間といった部位に出現します。

大腰筋と腸骨筋のトリガーポイントは虫垂炎に似た痛みを引き起こす場合もあるため、注意して観察することが望まれます。

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薄筋

薄筋のトリガーポイントは筋腹中央部からやや近位に出現し、その部位における局所的で表面上の痛みを引き起こします。

刺されるような熱い痛みを訴え、ポイントから大腿内側の上下に拡がります。

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大腿二頭筋

関連痛は膝外側後部に発生し、大腿後部まで波及します。深部に痛みを感じるのが特徴です。

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半膜様筋/半腱様筋

内側ハムストリング(半膜様筋、半腱様筋)の関連痛は、殿部から下腿後面内側にかけて出現します。筋の走行に沿って出現するので、間違われる場合は少ないです。

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大腿直筋

大腿直筋の上部にトリガーポイントが存在し、膝から大腿前部にかけて関連痛が起こります。痛みの部位とトリガーポイントが離れているため、注意して確認が必要となります。

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内側広筋

内側広筋のトリガーポイントは、痛み以外にも筋力低下や反応速度の低下を引き起こし、膝蓋骨の可動性が乏しくなります。その結果、膝蓋靭帯炎や膝くずれの原因となります。

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外側広筋

外側広筋のトリガーポイントは浅層と深層にあり、浅層では周辺に痛みを起こし、深層では大きく広がって起こります。主に大腿外側に出現します。

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中間広筋

中間広筋は大腿直筋の深層に位置するため、トリガーポイントへのアプローチが難しい傾向にあります。痛みはトリガーポイントから下方に向かって広がります。

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下腿部

腓腹筋

腓腹筋のトリガーポイントは左右の筋腹にあり、関連痛は外側で周辺に、内側で膝後面から足首の内側面にかけて出現します。

また、縦足弓(足底の内側面)にまで波及する場合もあります。腓腹筋のトリガーポイントは筋痙攣の原因となります。

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ヒラメ筋

ヒラメ筋のトリガーポインは主に2カ所あり、遠位部はアキレス腱から踵の底側面にかけて関連痛が起こり、近位部は下腿後面に痛みを起こします。

ヒラメ筋は踵の痛みの最も一般的な原因となります。稀にですが、仙骨に関連痛を引き起こすこともあります。

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膝窩筋

膝窩筋のトリガーポイントは停止部ちかくあり、関連痛は膝窩部(とくに内側)に起こります。膝窩部が原因で痛みが起こっている場合は稀です。

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前脛骨筋

前脛骨筋のトリガーポイントは筋腹中央あたりに出現し、下腿前面から足背部(母指側)にかけて関連痛を起こします。

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後脛骨筋

後脛骨筋の関連痛は、第1にアキレス腱、第2に下腿表面および踵と足の足底面に起こります。アキレス腱炎や足底腱膜炎との鑑別が必要となります。

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腓骨筋

長腓骨筋および短腓骨筋の関連痛は、どちらも足部外側(外果周囲)に起こります。長腓骨筋は上部にもトリガーポイントが現れやすく、範囲は狭いですが下腿外側に出現します。

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長趾伸筋

長趾伸筋の関連痛は、主に足背部と足の第2,3,4指の背側前面にかけて発生します。稀に下腿まで波及する場合もあります。

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長母趾伸筋

長趾伸筋の関連痛は、主に足背部内側と足の第1指の趾骨背側前面にかけて発生します。稀に下腿まで波及する場合もあります。

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頚部

僧帽筋上部

僧帽筋上部線維の関連痛は、頚から乳様突起、耳から側頭部にかけて起こります。

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僧帽筋中部

僧帽筋中部線維の関連痛は、上腕から肘下あたりにかけて起こります。

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僧帽筋下部

僧帽筋下部線維の関連痛は、頭蓋底の後頚部あたりに起こります。

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鎖乳突筋胸骨頭

胸鎖乳突筋胸骨頭のトリガーポイントでは、後頭部、目の上の弓、頭頂、頬、顎、顎の下に関連痛を引き起こします。

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胸鎖乳突筋鎖骨頭

胸鎖乳突筋鎖骨頭のトリガーポイントでは、耳、耳の後方、前頭部に関連痛を引き起こします。耳の関連痛は姿勢性のめまいを、前頭部の関連痛は頭痛を引き起こす場合があります。

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肩甲挙筋

肩甲挙筋の関連痛は、肩甲挙筋上から肩甲骨の内縁にかけて、肩甲骨上部から上腕後面にかけて出現します。

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斜角筋

斜角筋のトリガーポイントは前斜角筋および中斜角筋の停止部付近に出現し、肩から肩甲骨、腕の外側から母指・示指までに関連痛を起こします。

斜角筋は腕神経叢を圧迫し、胸郭出口症候群の原因となるため、指先にかけて痛みや痺れを訴える場合は考慮する必要があります。

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頭板状筋

頭板状筋の関連痛は頭頂部に起こるため、しばしば頭痛の原因となります。

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頚板状筋

頚板状筋の関連痛は、肩甲骨の上角から乳様突起にかけて起こります。稀に眼痛の原因にもなることがあります。

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体幹部

菱形筋

肩甲骨の内側縁に沿って肩甲骨上角の上部に出現します。肩甲骨内縁に痛みを訴える患者は多いですが、実際には背部より肩に問題がある場合が多いです。

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大胸筋鎖骨部

大胸筋の鎖骨部では、三角筋前部に関連痛を引き起こします。

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大胸筋胸肋部

大胸筋の胸肋部では、同側の乳房および前胸部、腕の前面中央部、上腕掌側下方、中指、薬指にかけて激しい痛みを引き起こします。

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大胸筋腹部

大胸筋の腹部では、胸部下部に関連痛を引き起こし、乳房の圧痛や乳頭の過敏性を示します。

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小胸筋

小胸筋の関連痛は、肩前部から前胸部、腕の掌側に沿って小指、薬指、中指まで波及します。左小胸筋では、狭心症に似た症状を引き起こす場合もあります。

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広背筋

広背筋には2カ所のトリガーポイントがあり、前面と後面に関連痛を引き起こします。後面では、肩甲骨の下角の周囲、腕後面から手指(薬指、小指)にまで痛みが拡がります。

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前鋸筋

前鋸筋の関連痛は、胸郭中央辺りの胸部側面、腕の尺側を下に小指と薬指まで拡がります。

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腰方形筋

腰方形筋のトリガーポイントは起始と停止付近に存在し、上部は仙腸関節と臀部外側に、下部は臀部に痛みを引き起こします。

仙腸関節全体に痛みを引き起こしている場合もあり、仙骨に圧痛を生じる場合もある。筋肉が損傷していると腰痛や横腹の痛みを生じ、内臓の痛みと混同される場合もある。

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外腹斜筋/内腹斜筋

外腹斜筋及び内腹斜筋のトリガーポイントは腹部外側に位置しており、それぞれで同様の関連痛パターンを持っています。

具体的には、胸やけに似た症状や上腹部の痛み、鼡径靭帯と生殖器への関連痛などを引き起こします。

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腹直筋

腹直筋の関連痛は背部中央や腰背部などに起こるため、脊柱起立筋にアプローチしても改善が見られない場合、腹直筋の可能性を考慮します。

骨盤前傾の患者では、腹直筋がつねに緊張状態にあるため、腹直筋を鍛えることで姿勢が改善して痛みが緩解する可能性があります。

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腸肋筋

腸肋筋のトリガーポインは脊柱の多岐に渡ります。上部のトリガーポイントでは肩甲骨から胸部に起こり、狭心症と似た痛みを生じる場合もあります。

下方のトリガーポイントでは臀部の深層に関連痛を引き起こします。また、最長筋とともに腰痛の原因となりやすい筋肉です。

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最長筋

最長筋のトリガーポイントは二か所あり、赤バツはTh11付近にあり、臀部後方に関連痛が出現します。青バツはL1付近にあり、仙腸関節あたりに痛みを引き起こします。

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多裂筋

多裂筋のトリガーポイントはいくつかりますが、胸椎や腰椎に現れるものは周辺に関連痛を引き起こします。

L2とS1に出現するトリガーポイントでは、腹部痛を引き起こします。頚部では、肩甲骨から頚部後方に痛みを起こします。

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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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