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筋肉痛が遅れてから起きる原因について考察


筋力トレーニングや運動後に筋肉痛が起きる原因について解説していきます。

筋肉痛の原因

筋肉痛には、「即発性筋痛」と「遅発性筋痛」の二種類があります。

即発性筋痛は運動時に起こる筋肉の痛みであり、筋膜の断裂(肉離れ)や筋線維の微細断裂(筋断裂)、疲労物質の蓄積が原因となります。

遅発性筋痛は運動後の翌日などに起こる筋肉の痛みであり、筋細胞内にできた微細な傷が原因で炎症が発生して起こります。

疲労物質による筋肉痛について解説

いまだに乳酸が疲労物質と勘違いされている方も多いですが、実際に筋疲労を起こしている物質はリン酸などの筋肉を酸性に誘導する水素イオンです。

筋肉が極度に酸性に傾くと、筋肉に痛みやだるさといった感覚が生じることになります。強度の高い運動では、ATPやクレアチンリン酸の分解でリン酸が蓄積します。

乳酸は「酸」という言葉が付いてはいますが、実際はお酢と同じで、物質自体は酸性ですが体内では血液をアルカリ性に持っていくように作用します。

そのため、リン酸が蓄積されて酸性に傾いているところに乳酸が集まっていき、アルカリ性に誘導することで中和していき、筋肉の疲労を解消しているのです。

遅発性筋痛について解説

運動によって生じた筋細胞の微細な傷を修復する過程で起こる炎症反応が遅発性筋痛が起こる原因です。一般的に筋肉痛とは遅発性筋痛を指します。

炎症による痛みはいわゆる生体の防御反応の一種であり、傷めているからあまり使わないようにとシグナルを出している状態といえます。

一定の時間を置いて発生している理由についてはまだ解明されていない部分も多いですが、運動中のパフォーマンスを落とさないようにしていると考えられます。

まだ人間が猛獣たちから襲われるような危険な時代では、逃げている最中に筋痛が起きるようでは命を落とすことにもなりかねませんでした。

そのため、状況が落ち着くまでは筋痛の発生を遅らせるように遺伝子がプログラムしたのかもしれません。

歳を取ると筋肉痛が長引きやすい

高齢になると筋肉痛が遅れてくるといいますが、実際はそういったことは確認されていません。しかし、筋肉痛が長引きやすくなる傾向は確かにあります。

その理由として、炎症が起きると白血球が集まって活性酵素を作り出し、細菌などの病原体を殺したり、傷ついたところをクリーニングします。

若年者ほど活性酵素に対する抵抗力が強く、高齢者ほど活性酵素に対する抵抗力が低下しています。

そのため、高齢者ほど治癒するまでの期間が長くなり(自然治癒力の低下)、結果的に筋肉痛が長引きやすい傾向にあるようです。

遅発性筋痛の起こりやすさは筋肉の状態に依存しており、運動不足で筋肉が弱っている人ほど発生しやすいです。

なので、普段から運動習慣を持つようにして、筋力が低下しないようにしておくことが筋肉痛を予防するためには重要だといえます。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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