筋膜へのアプローチでめまいが改善するケース

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めまいという診断名でリハビリが処方されることはありませんが、頚部痛や背部痛と合わせて「めまい」を訴える患者はとても多いです。

以前に担当したケースを例に出すと、脳神経外科や耳鼻科で診察を受けたものの、どちらも問題ないという診断だったとのことでした。

そのような場合は、筋膜へのアプローチが功を奏す場面が多く、以下に示す治療点を中心に確認していくと効果的です。

前述した患者では、頭蓋骨と頸椎の境目にある項靭帯(上の赤丸)に圧痛と筋膜の滑走不全が認められました。

リリースする方法としては、患者に仰臥位をとってもらい、施術者は両手で頭部を支えるようにしながら両中指で項靭帯を持続圧迫します。

そこから徐々に硬さが緩むのを指先で感じながら、小刻みな振動刺激を加えて筋膜の滑走不全を解きほぐしていきます。

この場所に問題を抱えているケースでは、めまいに加えて後頭部痛を訴えることが多いことに留意します。

別のパターンとして、外後頭隆起レベルでの頭外被筋膜に滑走不全があるケースも多く、こちらは頭皮の感受性が高いことが特徴です。

項靭帯は左右の頸部背側筋を連結しているため、項靭帯と頭外被筋膜の両者の滑走不全が混在している場合も多くチェックが必要です。

上記の2箇所のリリースでめまいが改善するケースもあるので、訴えがあるようなら硬さや滑走不全の有無を確認してみてください。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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