肩関節周囲炎をたったの5週間で治す方法

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嘘か真かはわかりませんが、体外衝撃波を使用することで治るまでに平均1〜2年ほどかかるといわれている肩関節周囲炎がたったの5週間で治すことができるらしいです。

この話をどこで聞いたかですが、前回の日本運動器理学療法学会に参加したときに、体外衝撃波を販売しているメーカーが招待した外国人医師が動画を交えながら語ってくれました。

その時は「マジかよ?治療機器を売りたいがために言ってるだけでしょ?」ぐらいの感じだったのですが、今になって少し考えてみたらありえなくもない話だなと思うようになりました。

現在は体外衝撃波ブームなので、整形外科なら置いてあるところも結構増えてきたのはないでしょうか。

私が働いている病院にもあるのですが、まだ肩関節周囲炎の患者に使用したことがないため、あくまで推測の範囲で書かせてもらいます。

医師の説明を聞いていた限りでは、発生初期から痛みが強い場所に体外衝撃波をガンガン当てるような感じでした。

具体的に書くと、肩関節周囲炎では肩関節前方(烏口突起付近)に強い炎症が起きて、肩関節外旋に著しい制限が生じています。

そこで、肩関節前方に体外衝撃波治療を行い、疼痛受容器を破壊(?)することで即時に外旋制限を改善させます。

次に肩関節後方にも同様に行い、最後はトリガーポイント(動画では肩関節外側)に当てて、可能な限りに可動域を拡大して治療を完了します。

その治療を週1回のペースで実施していくと、5週間ほどで痛みと可動域制限が改善しているといった内容でした。

本来なら、肩関節周囲炎が発症して5週間後というのは炎症がピークになっているか、著しい拘縮をきたしている時期になります。

そこから時間をかけて少しずつ拘縮(肥厚した関節包)が治っていき、1年ぐらい経ったら肩もだいぶ動くようになるというのが普通です。

それがもしも、拘縮完成期や寛解期をぶっこ抜いて治癒するのであれば、それはやはり魅力的であるといえます。

本当に5週間で治るかは実際に試したわけではないので明言はできませんが、肩関節周囲炎の発生初期は効果的な理学療法を提供できないので試してみる価値は十分にあると思います。

おそらくですが、体外衝撃波治療を受けるときに患者はめちゃくちゃ痛いことが予測されます。

しかし、痛みを乗り越えたほうが治りが段違いに早いのなら、そちらを選択する患者も多いのではないでしょうか。

原理だけで書くなら、無理矢理にでも動かせる状況を作ってあげたほうが、後々の結果がよくなるのかもしれません。

このあたりは実際にやってみないと語れない部分ではありますが、もちろんリハビリはギャンブルではありませんので、何事も根拠を持って提供する必要があります。

なので、ここに書いたことに興味があるなら、まずはご自身でも調べてみてから実践するようにお願いします。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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