肩関節周囲炎の概要
肩関節周囲炎は、肩関節の痛みと可動域制限を主症状とし、肩関節周囲組織の退行性変化(老化)を基盤に明らかな誘因なく発症する疾患群の総称です 。一般に五十肩(または四十肩)と呼ばれ、癒着性関節包炎とも定義されます 。
- 好発: 40〜60代の女性に多く、対側肩への発症既往がある場合にリスクが高まります 。
- 経過: 多くは自然寛解しますが、寛解までには12〜42か月程度の期間を要し、強い痛みや拘縮が遷延するケースも少なくありません 。
- リスク因子: 糖尿病が筆頭であり、糖尿病患者の有病率は最大29%に達し、遷延化しやすい傾向にあります 。その他、甲状腺疾患もリスクとして挙げられます 。
- 画像診断: 単純X線では骨に特徴的な異常を認めないことが多いですが、MRIや超音波検査では烏口上腕靭帯(CHL)の肥厚や腱板疎部の炎症・瘢痕化、腋窩陥凹の容積減少などが確認されます 。
病期(典型的な経過)
最終更新:2026-05-12
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