【専門職向け】腰腸肋筋の触診方法からストレッチまで解説

この記事では、腰腸肋筋(iliocostalis lumborum)に関する充実したデータを閲覧できます。

腰腸肋筋の概要

腰腸肋筋の起始停止

腰腸肋筋は胸腸肋筋の起始部外側に(下位肋骨)に停止部を持っており、腸骨稜の後部に起始部を持ちます。

そのため、骨盤に下位肋骨を引き付けるようにして、間接的に胸腰椎の伸展と側屈に作用します。

頸・胸・腰腸肋筋は起始部と停止部が入れ替わるように頸椎から骨盤まで連なっており、3筋は協働して脊柱の伸展(起立)に貢献します。

基本データ

支配神経 脊髄神経の後枝
髄節 C4-L3
起始 腸骨稜の外唇、仙骨、胸腰筋膜
停止 6-12肋骨の後面
栄養血管 肋間動脈、腰動脈
動作 胸椎の伸展,側屈(同側)

運動貢献度(順位)

貢献度

体幹伸展

1 脊柱起立筋
2 腰方形筋
3 半棘筋
4 多裂筋

腰腸肋筋の触診方法

自己触診:腰腸肋筋

浅層は広背筋と下後鋸筋に覆われて走行していますが、脊椎の伸展には働かないために腰腸肋筋の収縮は容易に触知が可能です。

写真では、脊柱起立筋の最外側部(上位腰椎あたり)で筋収縮を触知しています。

トリガーポイントと関連痛領域

腰腸肋筋のトリガーポイントは筋腱移行部に出現し、痛み(関連痛)は尾側に放散して殿部痛も引き起こします。

深層の多裂筋と共にトリガーポイントを複数形成することが多いため、治療では圧痛点をひとつずつ治療していくことが必要です。

ストレッチ方法

腰腸肋筋のストレッチング3

骨盤を支えながら体幹を屈曲・側屈・回旋し、両膝を肩関節の方向に近づけていきます。

伸張する筋線維に応じて、体幹の回旋角度を変化させていきます。

筋力トレーニング

腰腸肋筋の筋力トレーニング

うつ伏せに寝た状態から、体幹を伸展させていきます。


vc

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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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