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膝蓋下脂肪体炎(Hoffa病)のリハビリ治療

膝蓋下脂肪体炎のリハビリ治療に関する目次は以下になります。

Hoffa病の概要

膝関節に痛みを起こす病気のひとつで、膝蓋下脂肪体に炎症が起きている状態を膝蓋下脂肪体炎(Hoffa病)と呼びます。

痛みの部位は膝蓋腱の側方にあり、圧迫を加えることで痛みを再現することが可能です。

Hoffa病:膝蓋下脂肪体炎の圧痛点

膝蓋下脂肪体(infrapatellar fat pad:IFP)は、膝関節伸展時には前方(膝蓋腱方向)に押し出され、屈曲時には膝蓋腱に圧迫されるようにして膝蓋骨の後方に滑り込みます。

膝関節伸展時 膝関節屈曲時
 膝蓋下脂肪体|伸展時  膝蓋下脂肪体|屈曲時

変形性膝関節症による繰り返しの限局した機械的刺激が加わると、IFPが損傷して炎症を起こし、線維化が起こって柔軟性が低下します。

そうすると膝蓋骨後方への滑り込みや前方移動が上手くいかず、膝関節に挟み込まれて痛みが生じます。

Hoffa徴候について

膝関節を曲げ伸ばしする際に痛みを訴える症例は多いですが、その場合は膝蓋下脂肪体が原因として考えられます。

疼痛の誘発操作として、膝蓋腱の側方(膝蓋下脂肪体)の圧迫、膝蓋腱の側方を圧迫した状態からの膝関節屈伸を実施します。

圧迫はIFPが前方に押し出されている膝関節伸展時のほうが痛みが出やすく、膝関節屈伸テストは伸展の終末期に起こりやすい傾向にあります。

リハビリテーション

痛みを改善させるためには膝蓋下脂肪体の柔軟性を取り戻すことが重要なので、ダイレクトマッサージにて軟部組織をやわらげていくことが有用です。

施術前に超音波療法を実施しておくことにより、マッサージの効果をより高めることができます。

膝蓋腱や膝蓋下支帯に柔軟性の低下が起こっている場合、膝関節伸展時にIFPが前方に移動できなくなり、挟み込まれることによる伸展時痛が生じる場合があります。

そのため、膝蓋骨に対して上方モビライゼーションを加えていき、膝蓋骨の動きを阻害しないように調整していくことも大切です。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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