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機能性タイツの効果は大腿四頭筋のサポートと膝関節の動揺を防ぐこと


先日、10㎞マラソンに挑戦した管理人ですが、普段はまったく運動しないので途中で右膝(内側半月板)を痛めてしまい、それから二週間ほど歩く際に痛みが出るようになってしまいました。

その時に気付いたことなのですが、中間層はランニングサポートタイツ(機能性タイツ)を使用しているのに対して、上位入賞するような選手はほとんどタイツを履いていませんでした。

さらに自分のような遅い層も使用していない傾向にあり、そこからひとつの仮説を立てることができました。ちなみに機能性タイツとは以下のようなものです。

このタイツの効果としては、①膝関節のサポート(怪我の予防)、②筋肉疲労の軽減(長く走れる)、③寒さや紫外線対策が主となっています。

その中でもとくに重要なのが①であり、膝関節の動揺を防ぐことで関節内組織にかかる負担を軽減することができます。

実際に私は走りながら膝のブレを肌で感じており、その後に膝関節伸展の筋力を計測したら左右ともに40㎏以下であり、男性では60代後半ほどの筋力しかありませんでした。

ランニングには体重支持指数(WBI=膝伸展筋力÷体重)の0.7以上が必要とされており、それに満たない状態であったことが後々にわかりました。

変形性膝関節症を起こす高齢者のほとんどは膝関節の動揺性が増しており、それを軽減するために筋力トレーニングが推奨されています。

理学療法士としてそのことを忘れていたわけではありませんが、まさかすでに自分がそのような状態であったことにはさすがにショックでした。

ちなみにですが、中等度以上の変形になると筋力は落ちているにも関わらず動揺が減少するのですが、そこには骨棘の形成や周囲組織の短縮などが関与しています。

そうすることで動揺を抑えて変形を防ごうとしている一種の防御反応なので、ここであまり動きを引き出そうとするとかえって痛みが強くなってしまうので注意が必要です。

話を戻しますが、要するに筋力が十分にあるトップランナーほど機能性タイツを履かないほうが速く、筋力が強くない層ほど機能性タイツを履いたほうが怪我の防止につながるようです。

おそらく中間層は経験的にタイツを使用したほうが膝などの調子がいいことを実感しており、そこをうまく活用しているのだと思います。

逆にそれより遅い層は、あまり普段から走っているわけではないのでそういうことに無頓着であり、身体を痛めてしまうリスクが高くなっているといえます。

筋肉疲労の軽減効果については、大腿四頭筋の収縮力をサポートするような構造になっているため、大腿四頭筋の持久力が低下しているケースでは有効と推察されます。

ただし、拮抗筋であるハムストリングスは収縮を阻害されるようになるため、筋力のバランスがすでにいいトップランナーに対しては逆効果になるのでしょう。

大腿四頭筋とハムストリングスの理想的な筋力バランスについては数値化されていないのでわかりませんが、ほとんどのケースで大腿四頭筋のほうがサポートを必要としていると考えられます。

サポートの強さなどは各メーカーやシリーズによって異なると考えられますので、実際に使用してみながら自分に合ったものを見つけていくしかないでしょう。

これからランニングを始めようと考えている人は、私のように膝を痛めないためにも、膝周囲の筋力トレーニングと機能性タイツの使用をお勧めします。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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