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超高齢社会は今後どうなるのか|介護施設選びのポイント


要介護(要支援)の認定者数は、平成25年4月現在で564万人、この13年間で約2.59倍になっています。このうち軽度の認定者数が増加傾向となっています。

また、65歳以上の方が支払う保険料の全国平均は年々増加をたどっており、2000年は月額2,916円だったのに対し、2014年には4,972円まで増額しています。

そんな中で、今後の高齢化社会がどう推移していくかを予測し、介護施設の選び方にまで考察していきます。

人口ピラミッドの変化

日本の人口構造の変化を見ると、1990年は20-64歳の人口で20-64歳の人口を割ると、5.1人で1人の高齢者を支える計算でしたが、2010年には2.6人で1人を、2025年には1.8人で、2060年には1.2人で支える計算となります。

このまま推移していくと、2060年に日本の総人口は8,674万人と予測されており、介護福祉だけでなく、国自体が成り立たないことは目に見えています。

どうしたら問題を解消できるか

介護保険の問題を解決するためには、以下に示す方法などが考えられると思います。

  1. 介護保険料の支払い年齢引き下げ(現在40歳以上)
  2. 少子化問題の解決や移民受け入れにて支える世代の増加
  3. 介護報酬の更なる減額
  4. 地域住民の協力で介護力強化

介護福祉の従事者にできること

保険料や財源の確保、少子化問題などについては、個人ではどうにもできない問題です。私たちにできることは、4つ目の介護力の強化だと思います。

具体的な方法として、長崎県の佐々町では「高齢者ボランティア」を活用し、要介護の認定率が4年でなんと5%以上も減少しました。

このニュースは、NHKのクローズアップ現代にも取り上げられました。

高齢者ボランティアについて

佐々町では、新たな介護予防の担い手として、65歳以上の元気老人に協力を要請しました。

佐々町は県内で最も高い介護保険料の情勢を町民に伝え、元気な高齢者にボランティアを呼びかけたのです。

その内容はさまざまで、「料理教室」や「体操教室」など、その人にあったものを実施していただきました。そして、そこで学んで元気になった人たちが新たなリーダーとなって教室を開き、徐々に拡大していきました。

今後は田舎の地域が未来モデルになる

日本では、2025年には1.8人で1人の高齢者を支えると予測されていますが、田舎の方では、すでにその状態になっている地域も多くあります。

なので、田舎は10年先の介護情勢を写し出す鏡だと私は考えています。だからこそ、今後は田舎の地域が未来のスタンダードモデルになれるように、日々、考えながら試行錯誤していかなければならないと感じております。

2025年問題について

団塊の世代が全員75歳以上になる2025年度には、介護職員が約30万人足りなくなるといわれています。また、高齢化率も30%を超え、3人に1人は高齢者です。

そんな超高齢時代を迎える日本には、借金をしてでも貫き通す経済成長よりも、貧しくとも心が豊かな国作りが望まれるのかもしれません。

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介護施設選びのポイント

親が高齢になり、介護施設の利用を検討している方もいらっしゃるのではないかと思います。

そんな中、入居者の虐待問題などがよくニュースで取り上げられており、預けることに対して不安になっている家族も多くいるはずです。ここでは、そのような悪徳な施設に捕まらないための方法を説明していきたいと思います。

どこを選ぶかはケアマネ任せにしない

まず、介護保険を取得するとそれぞれに担当のケアマネージャー(以下、ケアマネ)がつきます。ケアマネは市町村勤務(地域包括支援センター)または民間企業勤務に大きく分類できます。

介護状態が軽い高齢者は地域包括支援センターのケアマネが担当する場合がほとんどで、要介護状態の高齢者は基本的に民間企業のケアマネが担当します。

民間企業のケアマネのほとんどは自身が勤務している施設を利用するように誘導するはずなので、ここでまず注意が必要です。

今はもう介護業界も競争が激しく、そのようにして患者を集めないと事業が成り立ちませんので、これはある程度は仕方がないことかと思います。

しかし、本当に利用者のことを考えてくれるケアマネは自身の事業所の利益ではなく、その人に合った事業所を第一に考えてくれるはずです。

ここが素晴らしいケアマネかどうかを見抜く一番のポイントだと思います。言いなりにしているといいようにされる可能性もあるので、介護保険を利用される際はこちらも少しでも知識を身につけておくことが大切です。

介護施設を実際に見学してみる

介護施設を選ぶ際は、必ず最初にその施設を見に行くか、体験利用をすることをオススメします。ほとんどの施設は体験利用ができるはずなので、しっかりと中の様子を確認し、少しでも怪しいようなら辞めたほうがよいでしょう。

特に老人ホームやグループホームのようにそこで生活するような施設は、必ず隅々まで確認してください。実際に見学へ行った際に確認すべき大事なポイントは「利用者の状態」です。

服装が汚れていたり、食べカスがそこら中についている場合は不衛生であり、細やかなケアはできていない証拠です。

どんなに表面上はいいように繕っても、利用者の顔に目やにがたくさんついていたり、強い臭いがする場合は辞めておいたほうが無難でしょう。

施設に活気が溢れているか

介護施設によっては、転倒の恐れがあるからという理由で車椅子に一日中のせられているだけの場合も少なくありません。

そういう場所は、ほとんどの場合、仕事が増えるからという理由だけで車椅子に縛り付けています。

生活リハビリという視点が持てている施設では、ヘルパーでも介助をしながら利用者を歩かせようという姿勢が感じられます。なので、おのずと施設に活気が溢れているものです。

また、積極的にレクリエーションや外出訓練などを実施している施設は、少しでも利用者に楽しんでもらおうと考えており、とてもいい職場であると言えます。

自分たちのことばかり考えている施設では、面倒だからという理由だけでレクリエーションなども行っていない場合があります。

職員の見た目で判断しよう

人を見た目で判断するなとよく言いますが、絶対に見た目で判断することをお勧めします。まず、よくニュースになる虐待問題ですが、その大半は20-30代の男性です。

虐待を起こす人たちは見た目がこわい人が大半です。また、虐待はひとりで行うよりも数人が関与している場合が圧倒的に多いので、そういう人たちが何人かいる職場は要注意です。

女性に関しても、見た目がきつい30前後の女性が虐待に荷担している場合が多いです。また、上がしっかりしていない職場では、それを抑止する力が働いていないので、加減を知らずに悪化していきます。

反対に、最も優しい職員も男性の20-30代に多いです。見た目も穏和そうであり、見るからに優しいとわかります。もちろん、これらはあくまでの個人的な主観であり、全てにあてはまるわけではありません。

あくまで経験上にそういった傾向があるということだけでも、実際の現場で働いているひとりの職員の声として知っておいていただけたらと思います。

おわりに

介護保険を利用する高齢者の多くは、人生の最後に深く関わり合う人たちが施設の職員になります。

そんな人生の最後の場所で、どんな人たちと出会うかで、その人の人生は決まってしまうといっても過言ではありません。

その場所がもしも虐待を行っている場所だったなら、その人は人生の最後になにを思うでしょうか。笑顔で穏やかな最後を迎えるためにも、施設選びは是非とも慎重にお願い致します。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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