スポンサードリンク

踵骨下脂肪体損傷のリハビリ治療


踵骨下脂肪体損傷のリハビリ治療に関する目次は以下になります。

踵骨下脂肪体の概要

踵骨下脂肪体(heel pad)は踵骨の足底面を包み込む皮下組織で、歩行時などに踵骨への衝撃を和らげる作用を持っています。

走行や跳躍などで強い圧縮ストレスが加わり続けると、微細損傷にて炎症が起き、踵骨下に痛みが生じます。

その状態を踵骨下脂肪体損傷と呼んでおり、オーバーユース障害や急性損傷にて発症することになります。

足底の痛みの原因|踵骨下脂肪体

足底腱膜炎との鑑別

踵骨部の痛みで代表的な疾患が足底腱膜炎であり、正しく鑑別することは治療を行っていく上でとても重要となります。

踵骨下脂肪体炎では足底腱膜の伸張ストレスで痛みが起こることはなく、踵部の圧痛や荷重時痛が主になります。

朝方の一歩目の強い痛みなどは足底腱膜炎の特徴的な症状なので、問診だけでもある程度に絞ることは可能です。

ただし、脂肪体のクッション作用が落ちていると足底腱膜炎になりやすいため、ふたつが混在している可能性も視野に入れて評価していきます。

リハビリテーション

踵骨下脂肪体が原因の踵部痛であることが予測される場合は、まずは安静にて損傷部が治癒していくのを待つことが大切です。

安静が難しい場合は、ヒールやパッドなどで踵部分を上げることにより、損傷部に圧迫が加わらないように調整します。

かかとサポーターというものも売られていますので、屋内などは着用することで負担を軽減し、治癒を促していきます。

テーピング治療

母趾球外側から踵骨後方までテープを引き伸ばしながら貼り、そこから踵骨を覆うようにしながら舟状骨に向かってテープを伸ばします。

その際に踵骨下脂肪体を踵の下面に集めるように調整し、踵骨下がやや盛り上がるように意識しながら貼り付けると効果的です。

テーピングにて踵骨下のクッション性が増すので、これで立位時の痛みが軽減するようなら効果があると判断します。

テープは25㎜幅の伸縮性があるものを使用し、足底の感覚入力を妨げないように配慮しながら貼付するように心がけます。

後方重心を改善する

足関節の背屈制限や下腿三頭筋の筋力低下などは、立位時に後方重心をとりやすく、踵骨下脂肪体の負担を増加する原因となります。

そのため、足関節の背屈制限は取り除き、正しいアライメントで身体を保持できるように調整することが大切です。

その他にも、脊柱起立筋群や大腰筋の筋力低下、大殿筋や大腿四頭筋の筋力低下なども後方重心の原因となります。

後方重心となりやすい姿勢1

お勧めの記事はコチラ

スキルアップするための情報はコチラ

スポンサードリンク

勉強になる情報をお届けします!

The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
rehatora.net © 2016 Frontier Theme