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身体地図を作るボディ・マッピングの効果について考察


身体における不必要で自動的な反応に気付くためには、正しいボディ・マッピングを確立することが重要です。

ボディ・マッピングとは

脳の中に身体(ボディ)の地図(マップ)を作成することをボディ・マッピングと呼びます。

間違った身体イメージは痛みを引き起こしたり、治癒を長期化させる要因のひとつになりえます。

正しく身体の位置をイメージできることにより、治療の効果を高めたり、リハビリ後の自己管理ができるようになるといった効果が期待できます。

スポーツ選手のボディ・マップ

プロ野球界のレジェンドであるイチロー選手も正確なボディ・マップがあるからこそ、あれだけのパフォーマンスが発揮できているといわれています。

身体のを動きを把握することで、これまでの動きがより効率的に行えるようになったり、新しい動きでもスムーズにできるようになります。

また、なにかの問題に直面したときに自己で対処が可能となり、痛みや怪我を予防できるようにもなります。

治療家は予防的な視点を持つ

私たちのような治療家は、患者の痛みを取り除いたら終わりではなく、再発が起こらないような身体づくりをすることも大切な仕事です。

そのためには、依存的な治療だけを行うのではなく、患者自身が痛みを自己管理できるようになることが求められます。

自己管理ができるようになるためには、現在、自己の身体がどのような状態であるかを知ることが必要です。

身体の状態についての説明

例えば、腰痛患者に対して状態を説明する際に、脊椎の模型を使用しながら解説する場合は多いかと思います。

模型を利用することで患者は身体についてイメージがしやすくなり、腰部に負荷がかかる動作を意識的に避けられるようになります。

リハビリ室に模型がない場合は、タブレットなどで人体の構造が3Dで確認できるアプリケーションなどを用いる方法も有用です。

最近は人体に関するアプリは充実しているので、いくつか試してみて説明しやすいものを選ぶとよいかと思います。

ヒューマン・アナトミー・アトラス

模型だけでは状態の変化についてイメージしにくい場合は、やはり絵に描いてから説明するほうがわかりやすいです。

腰痛はとくにアライメントに対する説明が多くなるので、どのような姿勢で脊椎のどこに負担がかかるかは最低限に理解していただきたいところです。

説明の道具でお勧めしたいのは磁気メモボードです。治療室などにひとつ置いておくと重宝すること間違いなしです。

最近は電子メモパッドという商品もあり、こちらは上記の砂鉄式のものよりはっきりと書けて、長期使用で画面が汚くなるといったこともありません。

電池は交換不可ですが、問題がなければ3年程度は使用することが可能です。

説明のない治療は疑心暗鬼を生む

このようなブログを書いていると時々ですが、リハビリを受けている患者さんから質問がくることがあります。

先日も以下のようなメールが来ました。(改変して一部抜粋)

” 現在、病院でリハビリを受けている者ですが、膝サポーターを着用して少しずつ歩行訓練をしています。しかし、以前の病院ではサポーターをすると筋肉がつかないために外したほうがいいと言われ、使用せずにリハビリをしていました。サポーターを使用した状態での歩行訓練等は筋力回復には問題ないのでしょうか。

本人の状態やリハビリ方針によって考え方が違うのは仕方ないのですが、しっかりとした説明がなされていたら、このような質問はこないと思うんですよね。

おそらくリハビリの担当者は説明している気持ちでしょうが、ボディ・マッピングされていない患者はまったく理解ができていないのだと思います。

療法士と患者の間には知識に差があります。わかりやすく説明するためにも、模型やアプリなどを積極的に使用してみてはいかがでしょうか。

お勧めの一冊

付属のDVDを見るだけでボディ・マッピングができるように工夫を凝らしている一冊です。

専門家には物足りない内容ですが、患者が観るにはわかりやすい内容となっています。お勧めです。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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