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長母趾伸筋,短母趾伸筋,長趾伸筋,短趾伸筋

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長母趾伸筋、短母趾伸筋、長趾伸筋、短趾伸筋に関するデータをここでは閲覧できます。目次は以下になります。

①長母趾伸筋の概要

長母趾伸筋(extensor hallucis longus)は下腿前面にやや深層に位置する筋肉です

1.前方から見た長母趾伸筋
長母趾伸筋|前面
 2.側方から見た長母趾伸筋
長母趾伸筋|側面
 3.後方から見た長母趾伸筋
長母趾伸筋|後面
支配神経 深腓骨神経
髄節 L4-S1
起始 腓骨前面の中央および下腿骨間膜
停止 母趾の末節骨底
栄養血管 前脛骨動脈
動作 母趾IP関節の伸展、足関節の背屈,内反
筋体積 30㎤
筋線維長 4.6㎝
速筋:遅筋(%) 50.0:50.0

長母趾伸筋の触診方法

下記の写真では、第2-5趾を屈曲位に保持し、母趾を屈曲位に誘導してからの伸展運動にて、長母趾伸筋腱を触診しています。腱が隆起しますので視覚的にも簡単に確認できます。

起始部筋腹は長趾伸筋深部を走行するために触診は困難です。下腿遠位1/3の筋腹は前脛骨筋腱移行部より距腿関節までの間で、前脛骨筋と長趾伸筋の筋間より筋腹を触知することができます。

自己触診:長母趾伸筋

長母趾伸筋のストレッチング

坐位にて足を組み、片手は右踵を持ち、もう一方の手は母趾の背側を把持し、足関節を底屈・外反しながら母趾を屈曲していきます。

長母趾伸筋,ストレッチ,方法

長母趾伸筋のマッサージ方法

母趾を背屈させて長母趾伸筋腱を隆起させ、足関節前方の脛骨のすぐ外側にて筋腱移行部を触知し、しっかりと組織を押圧します。

長母趾屈筋は腓骨と脛骨の間を走行していますので、筋が走行している下腿遠位1/3あたりまでストリッピングを加えていきます。

筋腹の上部は前脛骨筋や長趾伸筋が覆っているため、それに配慮しながらの施術となります。

②短母趾伸筋の概要

短母趾伸筋(extensor hallucis brevis)は、短趾伸筋から分離した筋肉になります。

短母趾伸筋
支配神経 深腓骨神経
髄節 L5-S1
起始 踵骨背面
停止 母趾の趾背腱膜、母趾の基節骨底
栄養血管 足背動脈
動作 母趾の中足趾節(MTP)関節の背屈、近位趾節間(PIP)関節の背屈
拮抗筋 短母趾屈筋

短母趾伸筋の触診方法

母趾に抵抗を加えた状態で本筋を伸展させると、長母趾伸筋腱の外側で触診することができます。なお、筋腹の触診は困難です。

③長趾伸筋の概要

長趾伸筋(extensor digitorum longus)は下腿前面やや深層に位置する筋肉です。その上部は前脛骨筋に覆われています。

下部の一部が枝分かれして、第三腓骨筋となっています。伸筋は歩行時に踵がついた後、脚がそのまま地面に落ちるように接地するのを防ぎます。

1.前方から見た長趾伸筋
長趾伸筋|前面
 2.側方から見た長趾伸筋
長趾伸筋|側面
 3.後方から見た長趾伸筋
長趾伸筋|後面
支配神経 深腓骨神経
髄節 L5-S1
起始 脛骨の外側顆、腓骨前面の上部3/4、下腿骨間膜の上部、下腿筋膜、筋間中隔
停止 第2-5趾の中節骨・末節骨の背側面(趾背腱膜)
栄養血管 前脛骨動脈
動作 第2-5趾の伸展(DIP,PIP,MP関節)、足関節の背屈,外反
筋体積 65㎤
筋線維長 8.7㎝
速筋:遅筋(%) 52.7:47.3

長趾伸筋のトリガーポイントと関連痛領域

長趾伸筋の関連痛は、主に足背部と足の第2,3,4指の背側前面にかけて発生します。稀に下腿まで波及する場合もあります。

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長趾伸筋の触診方法

下記の写真では、母趾を屈曲位に保持し、第2-5趾を屈曲位に誘導してからの伸展運動にて、長趾伸筋腱を触診しています。腱が隆起しますので視覚的にも簡単に確認できます。

筋腹は、腓骨頭遠位やや内側1横指付近から距腿関節すぐ手前までの間で、下腿外側面上において約1横指の幅で容易に触知できます。

自己触診:長趾伸筋

長趾伸筋のストレッチング

坐位にて足を組み、片手は右踵を持ち、もう一方の手は第2-4指を背側から把持します。足関節を底屈・内反しながら足趾を屈曲していきます。

内反角度を変化させることにより、伸張する筋を選択していきます。

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長趾伸筋のマッサージ方法

患者には背臥位をとってもらい、施術者は母指を長趾伸筋の腱移行部(外果前部のやや上)に置きます。

しっかりと組織を押圧しながら、母指を筋肉の走行に沿って腓骨頭(停止部)まで滑らせていきます。

筋硬結の有無を確かめながらストリッピングしていき、見つける都度に持続圧迫を加えてリリースしていきます。

④短趾伸筋の概要

短趾伸筋((extensor digitorum brevis)は第2-4趾のMTP関節の背屈、近位趾節間関節の背屈を担います。

短趾伸筋
支配神経 深腓骨神経
髄節 L5-S1
起始 踵骨背面
停止 第2-4趾の趾背腱膜、第2-4趾の中節骨底
栄養血管 足背動脈
動作 第2-4趾の中足趾節(MTP)関節の背屈、近位趾節間(PIP)関節の背屈

短趾伸筋の触診方法

短趾伸筋腱は、第2-4趾に抵抗を加えて伸展させると、長趾伸筋腱の外側にて触診することが可能です。

本筋は第4趾で欠損あるいは第5趾で存在することがあるので、個体差に留意しながら触診していく必要があります。

下腿の断面図

下腿中央を断面でみた場合、長趾伸筋は前脛骨筋と長腓骨筋に挟まれるようにしてい位置しているのがわかります。

上部では脛骨の外側顆や腓骨前面、下腿骨間膜か起始しており、中央部では長腓骨筋と隔てる筋間中隔に付着しています。

長母指屈筋は下腿中央よりやや下部から起始していますので、断面図には描かれていません。

下腿中央の断面図|長趾伸筋

足趾伸筋の運動貢献度(順位)

貢献度 足趾伸展
1位 長母趾伸筋
2位 長趾伸筋
3位 短趾伸筋
4位 短母趾伸筋

長・短趾伸筋と筋筋膜経路

長趾伸筋と短趾伸筋はSFL(スーパーフィシャル・フロント・ライン)の筋膜経線につながる筋肉であり、身体前面浅層において重要な筋肉になります。

極端な話ですが、長趾伸筋の損傷が筋膜を歪めてしまい、結果的に胸鎖乳突筋の動きを制限してしまうこともあるということです。

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筋力トレーニング

①つま先だけを上げ下げする動作を実施します。かかとを階段などの縁に置いて座り、足先を垂らしから実施するとより効果的です。
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②足趾を伸展させる際に、反対側の足を上に乗せて体重をかけることにより抵抗を加えます。椅子などに腰かけて行うと実施しやすいです。
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筋肉の走行を見ながら触診やマッサージ方法を学ぶことができるベストセラー書です。付属のDVDで実際の流れを見て覚えることができるのでお勧めです。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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