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非特異的頚部痛のリハビリ治療


非特異的頚部痛のリハビリ治療について解説していきます。

非特異的頚部痛の概要

非特異的とは原因がはっきりしていない状態を指し、非特異的頚部痛とは原因不明の頸部の痛みといった意味になります。

原因不明と書きましたが、断定することが困難であるだけで原因は存在しています。

主に痛みの問題となっている原因としては、①椎間板障害、②椎間関節障害、③筋・筋膜性疼痛、④骨棘の形成などが挙げられます。

非特異的頚部痛の症状

むち打ち症のように明確な外傷がなく発生し、首を動かすと痛む、長時間の同一姿勢で痛む(だるい)といった症状が主訴になります。

痛みの程度は自制内で、日常生活は問題なく行えている場合がほとんどです。

一般的に頸椎屈曲での痛みは椎間板が、頸椎伸展での痛みは椎間関節が原因部位と考えられています。

危険な頚部痛を鑑別する

危険な頚部痛を鑑別するために、レッドフラッグサインといったトリアージ方法が示されています。

それらに該当する場合は、はじめからリスクを考慮しての検査が必要となります。

レッドフラッグサイン 考えられる障害
外傷性 骨折,脱臼
頸部手術の既往 神経損傷,インプラントの不具合
体重減少,夜間痛,20歳以下 悪性腫瘍
発熱 化膿性脊椎炎
激痛 骨腫瘍,石灰沈着性頚長筋炎
脊髄刺激症状 頚髄症

慢性的な頸部痛に対する治療法

神経症状を認めない非特異的頚部痛の場合は、3ヶ月の保存療法で約70%の患者に改善を認めます。

原因がわからない頸部痛に対しては、安静よりも運動や徒手療法が効果的とされており、一般的には等尺性運動や有酸素運動、ストレッチが実施されます。

頚部痛に対する自己ストレッチ

①頸椎伸展位の状態から両手の指を顎に当てて、顎をさらに後ろに押し込みます。
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②頸椎最大伸展位の状態から、顔を左右にそれぞれ2㎝くらい振ります。徐々に振り幅を広げていき、リズミカルに実施していきます。
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③上記の頸椎を伸展させてから左右に回旋させる運動を、ベッドに背臥位となって端から頭部を出し、重力にて頸椎を伸展させた状態で行います。
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④頚を痛みのある側に曲げます。痛みがある側の手を頭の上に置き、手を使って頭をしっかり真横に倒すようにしてエクササイズの効果を高めます。
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⑤頸椎屈曲位の状態から両手を頭の後ろで組み、腕の重みで頭をさらに倒し、顎を胸に近づけるようにストレッチします。
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肩こりが原因となっている場合

頚部の痛みと肩こりは非常によく似ています。なぜなら、肩こりの原因の多くは僧帽筋上部や肩甲挙筋に由来するためです。

これらの筋肉は頚部を走行しているため、人によっては首の痛みと訴えたり、肩のこりと訴えたりする場合があります。

筋肉が過緊張となることで頸椎への圧迫力を高めてしまうので、これらの筋肉に対してリラクゼーションを行うことは負担を軽減するためにも効果的です。

肩こりの治療法については、「肩こりを治す正しい方法」という記事に詳しく書いていますので、そちらを参考にしてみてください。

僧帽筋,肩甲挙筋,過緊張 頚部筋の過度な緊張は頸椎への負荷を高める

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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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