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高次脳機能障害(失認,失行,失語)の検査方法まとめ

高次脳機能障害では、一度行っただけで判断するには信憑性がないため、何度か検査してから障害の有無については検討する必要があります。

また、線分抹消テストなどは、どれくらいの時間で完成することが出来たのか、どこから書き始めたのかなどの検査状況を詳しく記載していくことも大切です。

この記事の目次はコチラ

失認検査

種類 方法
視覚失認 鍵、お金を見せてなにか答えてもらう
触覚失認 閉眼で鍵、お金を見せてなにか答えてもらう
聴覚失認 コップを叩く音、時計のベルの音などを聞いてもらい、なんの音か答えてもらう
身体部位失認 自分および他人の身体部位(鼻、眼、口、手足など)の名称を答えてもらう
手指失認 自分および他人の手指の名称を答えてもらう
左右失認 左上肢、右上肢を上げるように指示する
半側身体失認 普段の行動を見て、麻痺側を認識しているかみる
病態失認 麻痺の存在を否定したり、入院の理由がわからない
Gerstmann症候群 手指失認、左右失認、失書、失計算の4つの症状を伴う症候群をいう
視覚性空間定位障害 患者に何か物品を示して、その位置を確認させた後、患者に眼を閉じさせ、その物品があると思われる方向を指示させる
半側空間無視 線分二等分テスト、線分末梢テスト、図形描写、横書き文の読みなどを行う
地誌的見当識障害 自分の家などのよく知っている場所への道順がわからなくなる
地誌的記銘力障害 地図上で有名な都市の位置がわからなくなる

失行検査

種類 方法
手指失行 鉛筆で字や絵を書く動作をさせる
顔面失行 眼を閉じさせたり、舌をだすように指示する
歩行失行 足が床に吸いついて歩けなくなったり、床から足を大きく離すことができなくなる
観念運動失行 手で耳に触れるように指示したり、ジャンケン手つきをさせる
観念失行 日常用いられている物品を正確に使えるかみる。たばこに火をつけるなど
構成失行 紙に三角や四角などをかかせる。マッチ棒で三角や四角を作る。積み木で三次元の図形を模倣して作らせる
着衣失行 着衣を着たり、脱いだりする動作のみが困難となる

失語検査

種類 方法
自発言語 自発言語の有無
言語復唱 簡単な単語の復唱を行ってもらう
言語了解 簡単な指示を出して実行してもらう
文字了解 「手をあげて」「目をとじて」と書いた紙を見せて、指示通りに実行できるかをみる
音読 「かさ」「ゆき」などの簡単な文字の音読は確認する
自発書字 「名前を書いて」という指示に対して、その動作の可否をみる
書き取り 説明後に書き取りが行えるかをみる

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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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