リハビリテーション総合実施計画書および目標設定等支援・管理シートの作成を劇的に簡略化することができる仕組みを作ったのでご報告します。
ちなみにここではお試し版としてiPhoneまたはiPadで操作できるファイルを用意していますが、別途にソフトを用意することでパソコンからでも使用することができます。
詳しく説明しすぎると長くなりますので、まずは実際に使用方法の流れについて解説していきます。
この記事の目次はコチラ
1.FileMakerGo15をダウンロード
私が作成したファイルを起動するためには、FileMakerGo15というデータベースソフトをダウンロードしておく必要があります。
聞いたことがないという読者も多いかと思いますが、データベースソフトの中では超有名なので安心して落としてください。
2.ファイルをダウンロード
上記のアプリを落としたら、次はファイルをダウンロードしていきます。以下のURLのサイトから落とすことができます。
http://firestorage.jp/download/348d3d650b64f78cc3d3cde39defe37fcee10398
ちなみにダウンロード期間が1週間(2月14日まで)しかないので、有効期間を過ぎているけど欲しいという方はご連絡をお願い致します。またサイトにアップしておきます。
URLをクリックするとデータの保存先(または開くアプリ)を尋ねられるので、FileMakerGoを選択します。
3.実際に起動して使ってみる
アプリを起動していただくとデバイス上にファイルが入っていますので、そちらをクリックしていただくと開くことができます。初期画面は以下のレイアウトです。
まだデータが空の状態ですので、右側にある新規登録のボタンを押して、IDなどの基本情報を入力していきます。
介護保険を有している場合は経過日数に応じて目標設定等支援・管理シートの作成が必要となりますので、リハ開始日まで入力しておくと便利です。
次にリハビリテーション総合実施計画書の初回作成をクリックしていただくと計画書が自動生成されますので、「計画書を開く」のボタンを押して確認します。
作成日などは本日の日付が入力されたり、評価の部分は初期値が入っていますので、あまり変更せずに作ることも可能となっています。
他にも項目を選択式のドロップダウンリストにしていたりと、手間を省くための工夫を施しているので色々と試してください。
最後に計画書の署名ですが、iPhoneやiPadでは画面に直接的に書いていただくことで署名できますので、これを実施するとかなりのハイテク感を味わえます。
4.ファイルメーカーのメリット
リハビリテーション実施計画書などの書類を作る際に、ほとんどの職場は手書きかエクセルを使用されているのが現状ではないでしょうか。
手書きはもちろん大変ですが、エクセルでも患者毎にファイルを作っていくと膨大な量になってしまい、管理が大変になっていきます。
それがファイルメーカーなら1つのファイルで全員分の計画書(目標設定等支援・管理シートまでも!)を管理することができます。
さらに私の勤めている職場では、電子カルテと連携させることで基本情報は自動入力することができ、ほとんど打ち込まなくても作成することができています。
また、ファイルメーカーがカルテに連携しているので、計画書に電子署名をもらうことでペーパーレスにすることも可能となっています。
さすがにそこまでのシステムを導入するとそれなりの費用や手間暇が必要となるので、今回は無料で出来る範囲に限って紹介しました。
5.あると便利なグッズなど
計画書は打つ手間を省くために工夫を凝らしていますが、疾患名や評価内容などで記載しなければならない場面は少なからずあります。
そんなときのためにbluetoothのキーボードがあると便利です。ちなみに私はAnkerのウルトラスリムを愛用しています。
入力時の見やすさや携帯性(署名をもらうときに持って行くときなど)を考慮すると、9.7インチのiPadがベストだと思います。
おわりに
今回にアップロードしているファイルはあくまでベータ版(体験版)のような位置づけで、さらに改良して使いやすくしていこうと考えています。
なので、使用された方はアドバイスなんかをしていただけると非常に助かります。徐々に追記していこうと考えていますので、今後ともご支援よろしくお願い致します。