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エクセルを使用した超簡単な統計学


まず最初に言っておきたいのは、リハビリの統計学は難しく考えないことが大切だと思います。

下記に掲載している資料は、管理人が以前に携わらせていただいた転倒予防教室の効果判定表です。アップしているデータは実際の資料に多少の修正を加えたものです。

転倒予防教室の効果判定表(統計データ)

1.転倒予防教室の効果判定 (ダウンロードはココをクリック)
リハビリのエクセル統計

有意水準の判定について

対象人数が少ないために信頼度はあまり高くないですが、データ上では有意水準5%において「5m通常歩行」で有意な改善を認めています。

この見方としては、有意水準の行の値をみることです。前測定日と後測定日を比較した場合に有意水準が0.045(5%未満)になっています。

これが意味するのは、前測定日と後測定日が同じである確率は5%未満ということです。要するに、前測定日と後測定日は同じではない、有意に改善しているということです。

有意水準の値を自由に考える

この辺の理解はややこしい部分もありますが、大体としてそのように考えてもらって構わないと思います。

もう少し条件を緩くした有意水準10%でのTUGを見てみると、前測定日と比較して後測定日で改善がみられています。こちらが意味するのは、前測定日と後測定日が同じである確率は10%未満ということです。

要するに、先ほどの5m通常歩行に比べるとはっきり違うとまでは言い切れないけど、同じ確率は10%未満なのでおそらく違うだろうといった具合のニュアンスです。

この有意水準の値が低くなるほど判定の信頼度は増していきます。なので、医薬品などの副作用が伴うものに関しては、効果判定も厳密にされるため、有意水準が0.01や0.001にて判定されています。

おわりに

このように、基準のようなものは確かに存在しますが、こちらのさじ加減で有意水準の値は変えられますし、それによって色々な見方ができるようになります。

これぐらいの統計だったら誰でも簡単にできるようになりますので、患者さんのデータなどをこまめにとるようにして、表に当てはめながら分析してみると理解が深まると思います。

まずはなんでもそうですが、とりあえずやってみることが大切ですよ。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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