理学療法士と作業療法士のどちらが就職しやすいかという疑問について、求人サイトで調べた結果について報告します。
2017年6月14日現在、ハローワークインターネットサービスにおいて、理学療法士の求人は5,269件、作業療法士は4,910件あります。
件数だけならPTのほうが若干多いですが、有資格者数を考慮した場合に、作業療法士のほうが一人あたりの求人は多くなります。
ちなみに、現在は理学療法士が151,606人、作業療法士は85,142人であり、PTはOTの1.78倍もいます。
先ほどの求人数を有資格者数で割った場合、PTで「0.0347」、OTで「0.0576」となります。
これらの結果をまとめると、作業療法士は理学療法士よりも1.66倍ほど就職しやすいと言えそうです。
Twitterでは、以下のようなコメントも見受けられます。
若い理学療法士は厚労省の療法士の需給検討会の意味を知った方がいい。明らかに作業療法士より厳しいのは確実です。作業療法士はまだ人数が明らかに足りないし求人みても売り手市場。尚且つ、これから間違いなく精神疾患の時代は来る。勝ち取れるかは別として明るい未来だよな〜。
— 輪違弘樹 Hiroki Wachigai (@hirokiwachigai) 2016年10月13日
理学療法士と作業療法士の違いはほとんどないという方々も多いですが、やはり精神科で活躍できるのはOTだと思います。
実際に求人が出ているのも作業療法士ばかりですし、この分野は今後も独占されることは間違いありません。
それに対して、理学療法士が独占できる領域はなく、作業療法士でも代用できる場合がほとんどです。
そのため、もうしばらくは作業療法士のほうが就職優位であることは間違いないでしょう。
また、作業療法士は「オートメーション化に対抗し得る仕事」で1位に選ばれたこともあり、ロボットに仕事が奪われるリスクも少ないです。
私は理学療法士で4度の転職を経験していますが、最近は昔よりも転職が厳しいことを肌で感じています。
これからはさらに難しくなってくると予測されるので、途中で動かないでいいように条件がいい職場に勤めることが大事です。
理学療法士や作業療法士にお勧めの転職サイトをまとめた記事も作っていますので、是非そちらを参考にして活動してみてください。