回旋筋

この記事では、回旋筋(rotator muscle)に関する充実したデータを閲覧できます。

回旋筋の概要

回旋筋の起始停止

回旋筋は脊柱後面深層に位置する筋肉です。

脊柱の筋肉で最も深層に位置しており、短回旋筋と長回旋筋から構成されています。

部位別に頚回旋筋、胸回旋筋、腰回旋筋と表現される場合もあり、名前の通りに体幹の回旋に働きます。

短回旋筋の概要

短回旋筋

短回旋筋は1つ上位の椎骨棘突起に付着する非常に短い筋肉です。

頸椎から腰椎にかけてノコギリのように筋束が連なり、椎骨ひとつひとつに回旋力を与えます。

筋紡錘帯が密に存在し、脊柱の姿勢保持の微調整も担います。

短回旋筋の基本データ

支配神経 脊髄神経の後枝
起始 環椎以外の椎骨の横突起
停止 1つ上位の椎骨の棘突起に停止する
動作 脊柱の回旋(反対側)、脊柱の伸展補助

長回旋筋の概要

長回旋筋

短回旋筋が1つ上位の椎骨棘突起に付着するのに対して、長回旋筋は2つ上位の椎骨に付着します。

長回旋筋の基本データ

支配神経 脊髄神経の後枝
起始 環椎以外の椎骨の横突起
停止 2つ上位の椎骨の棘突起に停止する
動作 脊柱の回旋(反対側)、脊柱の伸展補助

運動貢献度(順位)

貢献度

体幹回旋

1 内腹斜筋(反対)
2 外腹斜筋(同側)
3 脊柱起立筋
4 回旋筋

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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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