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6分間歩行テストの方法と目的について


リハビリテーションの評価でも多用されている6分間歩行試験(6MWT)についてまとめてみましたので、ご参考にしてください。

6分間歩行テストの概要

6分間歩行テストは、自分のペースで六分間に歩くことができる最大距離を測定する検査になります。

歩行距離は15mまたは30mが選択される場合が多く、両端にはコーンを設置して、その回りを行ったり来たりしながら実施します。

主に呼吸器疾患や心疾患の患者に実施され、運動耐容能がどれだけあるかを評価するテストになります。

通所リハビリテーション計画書の評価

介護報酬改定に伴う通所・訪問リハビリテーション計画書の変更で、移動能力の評価ついては、「6分間歩行」又は「TUG」を計測するようになりました。

ほとんどの場合は時間のかからないTUGテストが実施されますが、前述したように呼吸器疾患や心疾患を持つ利用者に関しては6分間歩行のほうが重要な検査になります。

そのため、歩行スピードやバランスに問題がみられない場合は、できる限りに6分間歩行テストを実施することが推奨されます。

事前に準備する物

ストップウォッチ、折り返し地点(目印のコーン)、メジャー

実施方法の詳細

  1. テスト前のウォームアップはせず、開始10分前からは椅子に着座しておく
  2. 杖や歩行器といった補助具の使用は構わない
  3. 開始前に、①脈拍、②血圧、③SpO2、④Borgスケールの4つを確認する
  4. ガイドラインでは検査者が一緒に歩くことは原則禁止としている(転倒の危険がある場合にやむを得ず付き添う場合は記載する)
  5. 走らないこと、できるだけ多く歩くことを再確認して歩行を開始する
  6. 6分間に満たないうちに中断する場合は、中止した時間や理由を記録する
  7. テスト終了後、Borgスケールと総歩行距離を確認して記録する

テスト結果の解釈

呼吸器疾患の患者においては、前回との結果に86m以上の差があった場合に、有意に改善(または悪化)していると解釈できます。

前回との比較を示す場合には、改善率をパーセントで記載するのではなく、歩行距離(メートル)にどれだけの差が生じたかを記載するのが一般的です。

6分間歩行テストは、呼吸機能や最大酸素摂取量の測定にはあまり相関を示すものではないため、この結果のみで呼吸器疾患の改善の有無を判断できるわけではありません。

どちらかというと、実際の日常生活における体力低下の程度を評価する方法であるため、そのあたりを理解してから実施することが必要になります。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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