外閉鎖筋の概要
外閉鎖筋は股関節の深層外旋六筋のうち最も前面・深層にある筋。閉鎖膜の外面と周囲骨から起こり、大腿骨大転子の転子窩へ向かう。骨盤内から坐骨孔を通って出る内閉鎖筋と異なり、小坐骨孔は通過しない。主作用は股関節外旋で、軽い内転補助と**大腿骨頭の求心化(関節安定化)**にも寄与する。
基本データ
| 項目 | 内容 |
| 支配神経 | 閉鎖神経 |
| 髄節 | L3-4 |
| 起始 | 閉鎖膜(外面)および閉鎖孔周縁の恥骨・坐骨外面 |
| 停止 | 大腿骨大転子の転子窩(trochanteric fossa) |
| 栄養血管 | 閉鎖動脈 |
| 動作 | 股関節外旋、内転(わずか)、求心化(前方滑り抑制) |
| 筋体積 | 8㎤ |
| 筋線維長 | 3.0㎝ |
| 速筋:遅筋(%) | 50.0:50.0 |
ポイント:外閉鎖筋は“前方深層の外旋筋”。後方の下双子筋・大腿方形筋に覆われる位置関係をイメージすると走行が掴みやすい。
