リハビリは単位数よりも定着率をチェックする

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最近はいくつかのデータから「何が言えるか」ということを考えてきましたが、しっくりと来ることがあったので報告します。

リハビリ職はどうしても単位数のみで評価されがちですが、患者の定着率のほうを評価してみてはどうかという内容です。

定着率をどう出すかですが、私は以下の方法を提案したいと思います。

  • 『今月の計画書作成数』−(『先月の計画書作成数』+『今月の新患数』)

上記の結果から言えることは、先月に来ていた担当患者が今月にどれだけ来ていたかということです。

例えば、「100 -(100 + 20)= – 20」となった場合は、先月に担当していた100人のうちの20人は来なくなった計算となります。

このマイナス値が高いほどに定着率が低いということになり、単位数を埋めるためにも新しく患者を受け持つ必要が出てきます。

新患が多いクリニックならそれほど問題ないかもしれませんが、新患が少ないところでは後々の死活問題となり得ます。

時間を短くして単位数を無理やりに増やすと自らの首を絞める可能性があるというのは、このあたりのデータからもいえそうです。

ただし、上記の計算式では「良くなって卒業」と「良くなっていないのに離脱」の割合が不明なため、単純な定着率しかみることができません。

しかしながら、定着率が高い時点で離脱率も低い(開始してすぐにリハビリに来なくなる人が少ない)と考えられるので、ここはあまり厳密でなくても構わないでしょう。

最後に定着率を算出するもうひとつの利点として、スタッフを増やすときの基準になり得ることが挙げられます。

例えば、1ヶ月に20人来なくなるとしても、月に30人の新患を受け持つのならトータルで10人ずつ増えていく計算となります。

感覚的な話にはなりますが、ひとりのリハビリ職が受け持てる限界(離脱を考えての)は100〜110人ほどです。

それを上回るほどに新患数があるようなら、スタッフを増やして担当数を調整することが必要と考えられます。

そのような判断材料としても使うことができるので、余裕があるなら計画書作成数と新患数だけは是非ともチェックしてみてください。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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