下後鋸筋の概要
胸郭下部後面にある薄い筋で、表層を広背筋が覆います。第9–12肋骨を内下方へ引き、努力性呼気(強く吐く動作)を補助します。対になる上後鋸筋は吸気補助(上位肋骨を挙上)で、作用は逆です。
※最近は「呼吸補助より**体幹・肋骨の位置覚(プロプリオセプション)**への寄与が大きい」とする見解もあります。
基本データ
| 項目 | 内容 |
| 支配神経 | 肋間神経 |
| 髄節 | T9-12 |
| 起始 | T11–L2 棘突起+胸腰筋膜(後層) ※文献によりT10–L2とする記載もあり |
| 停止 | 第9–12肋骨の下縁(肋骨角付近の外側部) |
| 動作 | 呼気時に第9–12肋骨を内下方へ牽引(努力性呼気の補助) |
| 特徴 | 薄く平坦、広背筋・胸腰筋膜との連結が強い(姿勢・体幹伸展位との関係が濃い) |
最終更新:2025-10-07


