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大腿外側皮神経麻痺のリハビリ治療


大腿外側皮神経麻痺のリハビリ治療に関する目次は以下になります。

大腿外側皮神経の概要

大腿外側皮神経(L1-3)は腰神経叢(T12-L4)から発生する神経で、大腰筋の外縁より出て、腸骨筋膜の下を上前腸骨棘に向かって下方外側へ斜めに走行します。

鼡径靭帯と上前腸骨棘の間を通過し、そのすぐ下方で筋膜を貫通して筋膜上に現れて前枝と後枝に分かれ、それぞれ大腿外側部の前面と後面の皮膚に分布します。

大腿皮神経は、鼡径靭帯の下で骨盤から出る角度が約80度となるため、股関節の伸展運動において機械的損傷を受けやすくなっています。

大腿外側皮神経

大腿外側皮神経の支配筋肉

皮枝のみであり支配筋肉はありません。

大腿外側皮神経の知覚領域

大腿外側皮神経の知覚支配領域

大腿外側皮神経の主な絞扼部と障害名

絞扼部 名称
鼡径部外側 鼡径靭帯症候群
大腿部

鼡径靱帯症候群

大腿外側皮神経は、鼡径靭帯の下を通過して縫工筋の間を折れ曲がるように出ていくため、股関節伸展といった機械的刺激で損傷を受けやすいです。

また、縫工筋に炎症が起こったり、股に食い込むような窮屈なズボンや下着を付けることで容易に圧迫されてしまいます。

この部位での圧迫は前枝と後枝に枝分かれする前ですので、大腿外側皮神経の支配領域すべてに知覚異常が生じます。

大腿外側皮神経の絞扼部

リハビリテーション

まずは絞扼部位と原因を見つけることが第一ですが、上述した鼡径部外側が最も可能性が高い部位なのでそこについての確認を行います。

具体的には上前腸骨棘下(鼡径部外側)あたりで大腿外側皮神経に圧を加えるようにして、症状の再現性や憎悪をみます。

症状が確認できたらこれまでの生活状況からなぜ発生したのかの原因を特定し、圧迫されないように生活指導を実施します。

縫工筋に問題がある場合は、軽い持続圧迫を加えて筋緊張をほぐ、神経圧迫がないように調節していきます。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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