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理学療法士や作業療法士の更新制度について


リハビリ職(理学療法士,作業療法士,言語聴覚士)の免許更新制度については、以前から耳にしてはいましたが、先日に以下のようなツイートを見つけました。

事実確認をしたわけではないのですが、おそらく可能性が相当に高いと思ったので、そのことについてアンケートを取ってみました。

質問内容は「療法士の免許更新制は導入すべきか」で、回答は「はい」、「いいえ」、「わからない」の三択にしました。

このアンケートは多くの人たちから拡散していただくことができ、最終的には957人からの回答をいただくことがことができました。その結果が以下になります。  

療法士の免許更新制

正直なところ、「いいえ」が過半数を超えると予想していましたので、この結果は少し予想外でもあり、興味深いところでもあります。

アンケート中も多くの理学療法士や作業療法士からコメントをいただくことができのたで、その一部を掲載しておきます。    

全体的に意見をみていくと、「わからない」と回答した人たちは、「更新制度の内容が不明なのでまだ判断しかねる」という慎重な姿勢が多かったです。

また、「はい」と回答した人たちは全面的に賛成というわけではなく、本当に療法士の将来につながる内容ならという前提があってのようです。

一番の積極派は「いいえ」と回答した人たちで、協会は搾取したいだけといった過激な内容を発言するも人も目立ちました。

ちなみに質問者である私は回答ができないので票を入れることができませんでしたが、個人的には更新制には反対です。

ここからは私見になりますが、まず更新制がどうなるかについてですが、おそらくは協会指定の研修に参加して、ポイントを貯める感じになると予測しています。

これは認定理学療法士や専門理学療法士が更新する場合と同様で、この形式が最も可能性としては高いと思います。

しかし、この方法をすべての療法士に共通化させるのは相当な無理があると思っていて、まずは田舎(離島)に住んでいる人は圧倒的に不便です。

最近では動画研修(e-ランニング)も行ってはいますが、内容によっては動画を見るだけで1万円ちかくもかかったりします。

おそらくですが、更新のためだけにかかる費用をすべて含めると10万円以上の出費は最低でもかかると思います。(数年に1度とは思いますが)

また、研修を受けるだけで更新できるということは、結局はお金を払うだけでいいということであり、それで質を確保するのは不可能と言わざるを得ません。

なぜ医者や看護師、リハビリ職が一定の質を確保できているかというと、それは国家試験を合格している他にありません。

それが講習を受けただけで取得できる民間資格とは一線を画している理由でもあります。

例えばですが、数年に一度の更新時期において、また国家試験のように全員が同一のレベルで試験を受けるのなら問題はないかもしれません。

しかし、実際にはそれはどう考えても無理であり、現実的ではありません。場合によっては、資格を失って仕事を辞めなければならなくなります。

そのため、おそらくは研修を受けてポイントを貯め、更新する制度が現実的ではありますが、そんなものはまったく質の維持にはつながらないでしょう。

まだどのような制度になるかは明らかになってはいませんが、そちらの方向で持っていくのであれば、協会は方法を示して、会員に是非を問うべきです。

最悪の場合は、本当に歴史的な失策になりかねません。そのことを考慮し、慎重に勧めていただくようにお願い致します。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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