疲労の正体と解消法について

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今さらながら「スタンフォード式〜疲れない体〜」を読んでみて、疲労について考えるきっかけになったので考察していきます。

疲労について

疲労を考えるには疲労を定義する必要がありますが、疲労は大きく分けると、①筋肉の疲労、②神経の疲労の2つが挙げられます。

前者は休養をとることで回復することができますが、後者はただ休養するだけでは回復が難しいことが多いです。

神経の疲労は、自律神経の不調(活動低下)が影響していると考えられ、慢性的な疲労感を感じることになります。

自律神経の不調と疲れ

自律神経には昼に活発となる「交感神経」と、夜に活発になる「副交感神経」の2つがあります。

日中は活動するために交感神経が優位となり、夜間は休むための副交感神経が優位になるというのが、体に本来備わったシステムです。

それが過度のストレスがかかるなどして自律神経のバランスが崩れると、交感神経と副交感神経がうまく交替しなくなります。

切り替えがうまく出来ているヒトでは、交感神経も副交感神経も高いレベルで活動できていますので、疲れにくい体となっています。

加齢とともに副交感神経の活動は低下していくので(交感神経の活動は低下しにくい)、疲れないためには副交感神経への切り替えがより重要となってきます。

疲れないために必要なこと

すべての人間は疲れをとるために「睡眠」をとりますが、それこそが最大の疲労回復の手段であることは疑う余地がありません。

睡眠は「量」と「質」の2つが重要であり、量は最低でも7時間以上、可能なら8〜9時間が理想です。

質の確保については、「入眠までのプロセス」と「入眠してからプロセス」が大事になります。

ベッドに入る90分前までに入浴し、なるべく寝る時間は固定して、週末などに体内時計が狂わないようにすることが大切です。

夜中に目が覚めてしまうと、そこで睡眠による回復が1度ストップしてしまうので、快眠できるように寝具などを整えておくと良いです。

朝起きた瞬間は交感神経が低くなっていますので、一日を快適に過ごせるように交感神経を高めることを意識するようにしてください。

神経疲労と疲労姿勢

不良姿勢の代表であるスウェイバックは、別名で疲労姿勢とも呼ばれますが、こちらも神経の疲労が影響していると考えられます。

スウェイバックは腰痛を引き起こしやすいため、腰痛は神経疲労のサインともいえます。

お腹が突き出た骨盤前方位の姿勢となり、さらに頭が突き出た頭部前方位の姿勢となることから、肩こりも発生しやすくなります。

前述したように自律神経の活動が低下すると血流も悪くなるため、コリによる疼痛の原因でもある虚血状態を招くことにつながります。

このように腰痛も肩こりも神経疲労が影響している可能性があるので、疲れにくい体を作るようにしていくことが大切です。

そのためにも、睡眠だけは十分にとるように自分も心がけていこうと思います。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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