足の甲の痛みを引き起こす凹足を改善する方法

凹足(甲高)は足の甲の痛みを引き起こす原因となりますので、ここではその原因と治し方について解説していきます。

凹足とは

凹足とは足の縦アーチが極端に高くなった状態であり、縦アーチが消失している扁平足とは反対の状態になります。

凹足になる原因としては、中足趾節関節が過度に背屈した歩行をすることで、足底腱膜が緊張して立方骨が高位化することに由来します。

通常は下腿三頭筋を使用して踵を持ち上げるのに対し、足趾を床に押し付けて踵を上げる人は、後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋を使用します。

そのため、使用されない下腿三頭筋や拮抗筋である前脛骨筋や長趾伸筋は弱化していき、足関節の背屈制限をきたすことになります。

足の甲の痛みを起こす

凹足のヒトでは、足の甲が痛い(またはしびれる)、歩くときにつま先をゆっくりと下ろすことができないといった訴えが聞かれます。

それらは前脛骨筋が機能不全に陥っていることが原因であり、その問題を解決するために拮抗筋である後脛骨筋の柔軟性を獲得する必要があります。

また、下腿三頭筋や前脛骨筋がうまく機能していないケースでは、片脚立位が安定しないのでコントロールできるように運動を行います。

後脛骨筋のストレッチング

後脛骨筋のストレッチング

後脛骨筋腱は内側縦アーチの形成に大きく関与するため、機能不全を起こすと扁平足に、過緊張を起こすと凹足(ハイアーチ)になります。

後脛骨筋は硬くなりやすい筋肉であるため、硬い場合はマッサージやストレッチングで柔軟性を高めることが必要です。

セルフストレッチの方法としては、坐位にて両手で前足部を把持し、足関節が外反するように引っ張っていきます。

下腿三頭筋の筋力トレーニング

腓腹筋の筋力トレーニング

つま先立ちの際に後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋が過剰に働いている場合は、足趾をなるべく使用しない踵上げを指導します。

そのためには、下腿三頭筋が主に活動することが必要となるため、踵を上げるときに足部の内反が入らないように注意して行います。

腓腹筋は二関節筋ですので膝関節伸展位で、ヒラメ筋は単関節筋なので膝関節屈曲位で実施すると選択的に鍛えることができます。


vc

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中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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