カイホロードシスの原因と治し方

不良姿勢の代表である「カイホロードシス」の原因と修正方法について、わかりやすく解説していきます。

カイホロードシスとは

腸腰筋が短縮して骨盤が前傾(腰椎の前弯増強)した姿勢をロードシスといい、一般的にもよく認められる不良姿勢のひとつです。

ロードシスでは胸腰部脊柱起立筋が緊張して状態を保っていますが、筋力がないケースでは、胸椎の後弯を増加させて重心を調整しています。

胸椎の後弯が増加すると連鎖的に肩甲骨が外転し、頭部も前方位となって頸椎への負担が増すことにもつながります。

この姿勢をカイホロードシスといい、ロードシスと同様に腸腰筋の短縮が元にあってからの不良姿勢ともいえます。

カイホロードシスは肥満者にも多い姿勢であり、お腹にある脂肪の重みで腰椎が過前彎し、そのバランスを調整するために胸椎の後彎が強まります。

そのため、ロードシス(腰椎過前彎)と比較して筋肉の過緊張よりも、筋肉の低緊張が問題の基盤にあります。

お腹周りの筋肉である外腹斜筋の弱化があり、さらに胸腰部脊柱起立筋も正常に機能できないため、体幹が安定していません。

姿勢を修正するためには体重を落とすことと、お腹周り(とくに外腹斜筋)を鍛えることが重要となります。

強化①:外腹斜筋

筋力強化:外腹斜筋

外腹斜筋の作用は、体幹の側屈(同側)、回旋(反対側)、屈曲(胸郭の引き下げ)になります。

鍛え方としては、膝立て位の仰向けとなり、両手は頭部のうしろで組み、そこから上体を起こしていきます。

外腹斜筋は反対側への体幹回旋に働きますので、鍛えたい外腹斜筋がある方とは反対側に体幹を回旋することで強化できます。

強化②:胸腰部脊柱起立筋

筋力強化:胸腰部脊柱起立筋

脊柱起立筋の主な作用は脊椎を伸展させることですが、カイホロードシスは腰椎の前彎(伸展)が増強している状態です。

そのため、胸腰部脊柱起立筋を鍛えるために積極的な脊椎伸展運動をすると、かえって痛みが増悪する可能性もあります。

大切なのは正しい姿勢を保持するための適度な緊張なので、筋力トレーニングでは腰椎過前弯を修正した状態での収縮が必要となります。

そこで有用なのが四つ這いでの上下肢挙上運動であり、対角線上(右手と左足)の手足を挙げて姿勢を保持します。


vc

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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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