疲労をどう捉えるか
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筋肉の疲労:運動直後のだるさ・重さ。休養や栄養、軽い血流促進で回復しやすい。
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神経の疲労:自律神経の切り替え不全で起こる“だるさの居座り”。休むだけでは抜けにくいことが多い。
自律神経と“切り替え”
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自律神経は交感神経(昼の活動モード)と副交感神経(夜の回復モード)。
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強いストレスや不規則な生活で切り替えが鈍ると、回復の質が落ちて慢性疲労感に。
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加齢で副交感神経の働きは落ちやすいので、夜に回復モードへ確実に落とす工夫が重要。
いちばん効く回復法:睡眠
量と質の両輪で整える。個人差はありますが、まずは7時間前後を目安に。
入眠までの整え方(90分前からの支度)
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入浴は就寝90分前まで(深部体温をゆっくり下げて眠気を誘導)
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光の管理:寝る2時間前から強い光・画面を弱める(ブルーライトも控えめに)
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カフェイン・アルコール:カフェインは就寝6時間前まで。飲酒は入眠の質を落とすので控えめに
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同じ時刻に寝起き:体内時計を安定させ、入眠しやすく
眠ってからの質を守る
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寝具の見直し(合わない枕は頸肩の緊張と中途覚醒の原因)
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室温・湿度(目安:18–26℃/40–60%)
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夜間覚醒の対策:トイレ対策の水分調整、就寝直前の大量摂取は避ける
朝~日中の“切り替え始動”
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起床直後に太陽光(カーテンを開ける/外に出る)
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軽い関節モビリティや深呼吸で交感神経を穏やかに上げる
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日中のメリハリ:15–20分のパワーナップはOK(15時以降は避ける)
姿勢と神経疲労
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**スウェイバック(疲労姿勢)**は、靭帯・関節に頼って立つ“省エネ姿勢”。
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背中・腰・首肩の血流低下→コリ→痛みを招きやすく、疲労感の増幅に直結。
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対策は①こまめな体位変換、②胸椎伸展・股関節伸展のモビリティ、③**足部の支持性(扁平足対策)**を整えること。
即実践ミニルーティン(合計5分)
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箱呼吸:4秒吸う–4秒止める–4秒吐く–4秒止める ×4周(副交感神経↑)
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胸椎伸展:椅子に座って背もたれ越しに胸をそらす 10回
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股関節前面ストレッチ(片膝立ちで骨盤を立てたまま前へ)左右30秒
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足指グーチョキパー:足底の覚醒で立位安定→疲労姿勢予防
Q&A
Q1. 寝だめで回復できますか?
A. 一時的な補填は可能ですが、毎日の就寝・起床の一貫性が質を決めます。週末にリズムを崩さないのがコツ。
Q2. 昼寝はしたほうが良い?
A. 15–20分の短時間なら集中力↑・疲労↓に有効。長すぎ・夕方以降は夜の睡眠を乱します。
Q3. 運動は疲れてる日に休むべき?
A. 低強度の有酸素(10–20分)やストレッチはむしろ自律神経の切り替えを助けます。高強度は回復状況と相談。
Q4. 朝がしんどい…何から始める?
A. まずは起床直後の採光と同時刻起床。次に就寝前90分の入浴と就寝時刻の固定をセットで。
最終更新:2025-10-08