姿勢の分類については、ケンダルの分類が最も使用されていますので、ここで紹介させていただきます。
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1.ノーマル(標準型)
標準的な重心線の位置を通過しているタイプであり、適度な脊柱の弯曲が保たれている姿勢といえます。
2.ロードシス(腰椎過前彎型)
アライメント |
骨盤前傾、腰椎前弯の増強、膝関節の過伸展、足関節の軽度底屈 |
過緊張にある筋肉 |
胸腰部脊柱起立筋、股関節屈筋群、梨状筋 |
弱化している筋肉 |
腹筋群、腰仙部脊柱起立筋、大殿筋、ハムストリングスは長くなるか姿勢の代償で短縮 |
3.カイホロードシス(彎曲増強型)
アライメント |
頭部前方姿勢、肩甲骨の外転、胸椎の後彎、腰椎前彎の増強、骨盤の前傾、股関節屈曲、膝関節過伸展 |
過緊張にある筋肉 |
後頭下筋群、斜角筋、肩甲挙筋、(肩甲帯が外転している場合)前鋸筋、大胸筋、小胸筋、僧帽筋上部線維、股関節屈筋群 |
弱化している筋肉 |
頸部深部屈筋群、胸腰椎部脊柱起立筋、外腹斜筋、(肩甲帯が外転している場合)僧帽筋中部・下部線維 |
4.フラットバック(脊椎平坦型)
アライメント |
頭部前方位、上部胸椎の後彎、下部胸椎は平坦、腰椎前彎の減少、骨盤後傾、股関節の過伸展傾向、膝関節の過伸展傾向、足関節の軽度底屈 |
過緊張にある筋肉 |
ハムストリングス、腹筋群 |
弱化している筋肉 |
脊柱起立筋、腸骨筋 |
5.スウェイバック
アライメント |
胸椎の後彎、腰椎の平坦、骨盤の重心線は前方、骨盤は後傾傾向、股関節の過伸展傾向、膝関節の過伸展傾向 |
過緊張にある筋肉 |
ハムストリングス、内腹斜筋、大腿筋膜張筋と腸脛靭帯の短縮 |
弱化している筋肉 |
頸部深部屈筋群、外腹斜筋、脊柱起立筋、大殿筋、大腿四頭筋の広筋群 |