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腋窩神経麻痺(外側腋窩症候群)のリハビリ治療


腋窩神経麻痺(外側腋窩症候群)のリハビリ治療に関する目次は以下になります。

腋窩神経の概要

腋窩神経(C5-7)は、腕神経叢(C5-T1)の後神経束から起こり、後上腕回旋動脈とともに上腕骨外科頸を囲むように大円筋と小円筋の間隙を通過します。

上腕骨の後面で前枝後枝に分かれ、前枝は三角筋に枝を出しながら前方に至り、後枝は小円筋に筋枝を出した後に上外側上腕皮神経【皮枝】に移行します。

上外側皮神経は三角筋の後縁を回って皮下に出て、上外側の皮膚を支配します。

上腕後面から前腕外側にかけて下行していきます。

腋窩神経

腋窩神経系の支配筋肉

腋窩神経が支配している筋肉は非常に少なく、以下のふたつになります。

前枝 後枝
三角筋 小円筋

腋窩神経の知覚領域

腋窩神経の後枝は上外側上腕皮神経に分岐し、上腕上部外側の知覚を支配しています。下図の青色部分が支配領域になります。

腋窩神経麻痺領域

橈骨神経の主な絞扼部と障害名

絞扼部 名称
外側腋窩隙(四角間隙) 外側腋窩症候群

外側腋窩症候群

四角間隙は、上縁を肩甲下筋と小円筋の下縁、下縁を大円筋の上縁、内側縁を上腕三頭筋長頭、外側縁を上腕骨外科頸から構成されています。

これらの隙間を腋窩神経と後上腕回旋動脈が通過するため、四角間隙に関与する筋肉に問題が起きると腋窩神経麻痺を起こすことにつながります。

外側液過隙|四角間隙

リハビリテーション(可逆性麻痺の場合)

腋窩神経麻痺の主症状は、肩が挙がらないといった三角筋の筋力低下と肩関節外側部の感覚低下になります。

その多くは外側腋窩隙での圧迫を受けている可能性があるため、間隙を構成している四つの筋肉の緊張をまずは触診していきます。

緊張が高い場合には問題となっている筋肉をリリースしていき、症状の変化があるかを確認していきます。

痛みや筋力低下が改善しているようなら、三角筋の筋力トレーニングを開始して、肩関節が挙上できるようにアプローチしていきます。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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