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膝関節内側の痛みの原因とリハビリ治療


膝関節内側に起こる痛みの原因とリハビリテーションによる治療方法について解説していきます。

膝関節内側の痛みの原因

①膝内側側副靭帯の損傷

膝関節内側の痛み|内側側副靭帯

膝内側側副靭帯が単独損傷する場合、そのほとんどは膝関節外側より直接的な外力が加わり、膝が外反強制されることで損傷します。

膝内側側副靭帯は関節外靭帯であるため、損傷によって膝関節に多量の関節液が貯留することはありません。

断裂している場合は、膝関節伸展位での外反ストレステストで動揺性が認められるようになり、損傷部に限局した強い圧痛を訴えます。

治療方法としては、膝関節を固定して損傷した靭帯が伸張されないように動作を制限し、組織が治癒するのを待ちます。

②鵞足炎

膝関節内側の痛み|鵞足炎

鵞足は膝関節内側で、①縫工筋、②薄筋、③半腱様筋の三つの筋肉の腱が扇状に付着する部位の総称を指します。

膝関節の屈曲と伸展が繰り返されることにより、鵞足は前後に移動し、深層に位置する膝の内側側副靭帯と摩擦が起こります。

摩擦から腱を守るために鵞足と内側側副靭帯の間には鵞足滑液包が存在しており、刺激が繰り返されると滑液包や鵞足、靱帯に炎症が起こります。

治療方法として、鵞足炎は基本的に過用症候群による炎症なので、しばらくは運動を中止して炎症が落ち着くのを待ちます。

その後は原因筋のストレッチや膝関節外反位の矯正などを行い、ストレスが集中することを防ぐ必要があります。

③内側半月板の損傷

膝関節内側の痛み|内側半月板損傷

内側半月板の辺縁部1/3には侵害受容器の自由神経終末、機械受容器のルフィニ小体、パチニ小体、ゴルジ腱器官が存在しています。

そのため、内側半月板の辺縁部に損傷が起こると膝関節の内側に痛みが起こる可能性があります。

半月板損傷は1回の大きな外力によって生じる急性の半月板損傷と、頻繁に膝関節に加わる外力によって生じる慢性の半月板損傷があります。

損傷は後角に発生しやすく、後角には半膜様筋腱が後斜靭帯や後方関節包を介して付着しています。

そのため、治療では半膜様筋の柔軟性や正常の収縮を確保することで、内側半月板の挟み込みを防ぐようにアプローチします。

④大腿骨内顆骨壊死症

大腿骨内側顆部関節面に発生する突発性の骨壊死で、稀に腎移植後や全身性エリテマトーデスなどでステロイドを大量投与後にも発症します。

激痛にて歩くことが困難になる場合も多く、夜間に痛みが増悪するといった傾向があります。

治療方法として、発生初期は膝のサポーターや外側ウェッジの使用、杖による免荷などが行われます。

壊死が軽度の場合は、患部の安静にて徐々に壊死部が治癒してくる可能性もありますので、まずは保存的に治療していきます。

保存療法でも治癒しない場合や関節面の陥没が大きい場合、痛みのコントロールが難しいときは手術療法が適応されます。

手術では、高位脛骨骨切り術が行われますが、変形が重度の場合は人工膝関節置換術が選択されることもあります。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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