BPSDの概要と中核症状との違い
**BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)**とは、認知症の中核症状に伴って現れる二次的な精神・行動症状の総称です。認知症は、わが国において介護が必要となった主な原因の第1位(24.8%)を占めています 。
- 中核症状: 脳細胞の脱落・機能低下による直接的な症状。記憶障害、見当識障害、理解力の低下、失行・失認など。
- BPSD: 中核症状に対する本人の不安や、周囲の環境との不適合によって生じる反応。抑うつ、不安、幻覚、妄想、攻撃性、不穏、徘徊、不潔行為、収集癖、異食などが含まれます。
これらの症状は、認知症の前段階とされる**軽度認知障害(MCI)**の段階から、アパシー(意欲低下)、抑うつ、不安、焦燥感として現れることが報告されています 。