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首の痛みの原因について診断チャートで解説


首の痛みの原因についてわかりやすく解説していきます。

原因を探る診断チャート

実際に整形外科医が参考にしている首の痛みに対する簡易的な診断チャートを掲載します。

一般な方には聞き慣れない用語が並んでいるので、わかりやすく順をおって解説していきます。

首の痛みに対する診断チャート

神経症状がある場合

単純X線とはいわゆる「レントゲン写真」のことで、最初に骨の状態をみることで構造的な問題かどうかを確かめていきます。

次に神経症状というのは、手が痺れたり、力が入りにくいといった神経の障害を確認する検査です。

ヒトは神経があるからこそ、触れたときの感覚を認識したり、筋肉を動かすことができています。

もしも神経症状(神経の障害症状)がある場合、それが脊髄に由来する症状(脊髄症状)か神経根に由来する症状(神経根症状)かを鑑別していきます。

ヒトは首から腰にかけて脊髄という大きな神経(木の幹)が通っており、それが木の枝のように分岐しながら手や足に伸びていきます。

脊髄神経と神経根

分岐する前の脊髄に問題が起きた場合、そこから下の神経はすべて障害を受けることになり、事態はより深刻となります。

しかし、分岐した枝(神経根)に障害が起きた場合、分岐した先にある感覚や筋肉にしか障害が出現しません。なので、より症状としては軽いものといえます。

問題が脊髄にあるか神経根にあるかはレントゲン写真には映らないので、MRIという精密機械を用いて撮影することになります。

簡単に見分ける方法として、首の神経根に問題がある場合は手だけにしか問題が生じませんが、脊髄に問題がある場合は手だけでなく足先にまで症状が及びます。

なので、つまずきやすくなったといった足先の症状などは、脊髄症状に由来している可能性が高いと推察されます。

神経症状がない場合

手足の痺れや力が入らないといった神経症状が認められない場合、外傷があったかどうかの確認をしていきます。

寝違えなども外傷のひとつであり、医学的には「頸椎捻挫」と呼ばれます。なので、いつから痛み出したのかについては細かく聴取します。

もしも思い当たる節がない場合は外傷なしとし、頸椎椎間板症や頚肩腕症候群などを疑います。

首の骨(頸椎)の問題

診断チャートで神経症状ありとなった場合は、①頸椎症性脊髄症、②頸椎症性神経根症、③頚椎椎間板ヘルニアの可能性が高くなります。

頸椎|側面

上の図は首の骨(頸椎)を横から見たものですが、頸椎の中を脊髄(神経根)が通過しているのがわかります。

これらが何らかの原因で圧迫などを受けた場合に神経麻痺が生じて、頚椎症性脊髄症、頚椎症性神経根症が起こります。

頸椎椎間板ヘルニアは、椎間板の中にある髄核が後方にはみ出ることにより、神経を圧迫することによって起こります。

圧迫が主に脊髄だったら脊髄症に、圧迫が主に神経根だったら神経根症となるので、椎間板ヘルニアは原因のひとつに過ぎません。

神経症状がない場合に椎間板症という診断名が存在しますが、これは椎間板の変性自体で痛みが起こるものなので、神経症状を伴いません。

周囲の筋肉の問題

診断チャートで神経症状なしとなった場合は、①頸椎椎間板症、②頚肩腕症候群、③頸椎捻挫の可能性が高くなります。

頚肩腕症候群とは、いわゆる肩こり(首こり)の状態であり、筋肉の過度な緊張や血流障害が原因となって痛みを引き起こします。

姿勢不良やオーバーワーク、ストレスなどといった多様な原因が関係しています。

筋肉が原因であるため、首や肩関節周囲の筋肉をストレッチやマッサージすることで、一時的に症状が軽くなります。

頚椎捻挫(寝違え)も筋肉や靱帯を痛めたことが原因となるため、痛みのない範囲で動かしやすくするようなストレッチが有効となります。

以上の診断チャートやストレッチの記事を参考にしながら、首の痛みが和らぐようにストレッチを実践してみてください。

もしも神経症状がある場合は必ず医療機関を受診するようにお願い致します。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在はフリーランスとして活動しています。詳細はコチラ
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