この記事では、上後鋸筋(serratus posterior superior muscle)に関する充実したデータを閲覧できます。
上後鋸筋の概要
上後鋸筋は胸郭上部後面に位置しており、表層を僧帽筋、菱形筋に覆われています。
息を吸い込むときに上部の肋骨を引き上げて胸郭を拡張するため、吸気を補助する働きがあります。
名前の似た筋肉に下後鋸筋がありますが、そちらは息を吐き出すときに下部の肋骨を内側下方に引き付けて胸郭を縮小し、呼気を補助します。
そのため、上後鋸筋と下後鋸筋の作用は反対になります。
基本データ
支配神経 | 肋間神経 |
髄節 | T1-4 |
起始 | 第6頸椎から第2胸椎の棘突起および項靭帯 |
停止 | 第2-5肋骨の肋骨角の外側 |
動作 | 吸気時に第2-5肋骨を挙上 |
筋体積 | 9.8㎤ |
筋線維長 | 5.0㎝ |