整形外科クリニックのリハビリでオーダー(算定病名)の多い部位を計画書をもとに算出(n=4427)したので掲載します。
イメージ的には腰・膝・肩でほとんどが占められると思いましたが、算定病名だけでは肩よりもむしろ頚のほうが多いことがわかりました。
ただし、これには理由があり、肩から腕までに症状がある場合は頸椎の問題と診断されるケースが多いことが挙げられます。
筋・筋膜性疼痛でも指先まで疼痛やしびれが現れるため、必ずしも頚部からというわけではありませんが、筋・筋膜性疼痛は算定病名とはなりません。
それが結果的に頚椎椎間板症が多くなることにつながり、イメージしていたよりも頚と付く算定病名が増えたと考えられます。
新人が臨床をしていくうえで大切なことは、まずはオーソドックスな疾患をしっかりとリハビリできることだと思います。
そのためにも、やはり腰・膝・肩・頚は最初に抑えておきたいところであり、その後に股関節や足関節などを勉強していくといいです。
入院手術のある整形外科ではまたランキングも異なるかと思いますが、そのあたりも考慮しながら参考にしてみてください。