肩峰下滑液包(肩峰下三角筋下滑液包)
滑液包は、摩擦や圧縮から組織を守る“潤滑クッション”。その中でも肩峰下滑液包(=三角筋下滑液包と連続)は人体でも大きく、痛みを感じる神経終末が豊富です。
主な役割は①棘上筋腱の滑走性の確保、②上腕骨頭が上方へずれた際の緩衝。
痛みの起こり方(メカニズム)
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外転60–120°付近は肩峰下スペースが最狭となり(いわゆるPainful arc)、
棘上筋腱や滑液包が圧縮・せん断ストレスを受けやすい。 -
オーバーヘッド作業・スポーツの反復、姿勢不良(胸椎後弯/肩甲骨前傾)、腱板機能低下で上腕骨頭が相対的に上方移動し、症状を助長。
注意:臨床では腱板炎(棘上筋腱の変性・炎症)を併発することが多く、純粋な滑液包炎は少数です。痛みの広がりは**肩上面~外側(三角筋上)**に及びやすい。
徒手検査
最終更新:2025-10-11

