胸棘筋

この記事では、胸棘筋(spinalis thoracis)に関するデータを閲覧できます。

胸棘筋の概要

胸棘筋の起始停止

胸棘筋は広背筋や胸最長筋の深層に位置しており、頸棘筋と共に脊柱起立筋の最も内側を走ります。

主に胸椎の伸展に作用し、内側を走行しているために側屈作用は小さいとされています。

立ち上がる動作やかがんだ体勢から上体を起こす動作など、正しい姿勢の維持や脊柱の正常な弯曲の保持に貢献しています。

基本データ

支配神経 脊髄神経の後枝
髄節 C2-Th10
起始 10胸椎3(又は2)腰椎の棘突起
停止 2-8(又は9)胸椎の棘突起
栄養血管 外側仙骨動脈
動作 胸腰椎の伸展,側屈(同側)

胸棘筋の触診

 

自己触診:胸棘筋

脊柱起立筋の最も内側で触診することができます。

体幹を伸展すると、胸椎から上部腰椎棘突起のすぐ外側で筋の収縮を触知できます。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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