方法①:患部を休ませる(安静)
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触って**熱っぽさ(熱感)や腫れ(腫脹)**があれば炎症サイン。
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炎症期に“頑張って動かす”は悪化の近道。痛みが出る動作は避け、荷重や反復動作を減らす工夫(通勤はエレベーター、こまめに休憩、階段は手すり使用 など)。
方法②:消炎鎮痛の活用(医療+OTC)
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**医療機関の注射(例:ステロイド関節内注射)**は炎症主因にヒットすれば効果的。
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**NSAIDsの内服・外用(貼付・塗布薬)**は局所炎症には実用的。
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ただし副作用(胃腸障害、腎機能影響 等)に注意。長期連用は自己判断で行わず、医師・薬剤師に相談を。
方法③:温める/冷やすの使い分け
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基本は血流改善=温める(入浴・蒸しタオルなどで深部まで保温)。
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ただし使用後に腫れ・熱感が強い日は15–20分の冷却を数回(投球後のアイシングと同じ考え)。
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「いつもより腫れて熱い」→冷却/「こわばり・重だるい」→温め、が目安。
方法④:痛みの出ない軽運動(自動運動)
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痛みゼロ〜違和感程度の範囲でのみ。急性悪化時は中止。
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関節周囲のポンプ作用と、筋から分泌される抗炎症性マイオカインが期待できるため、**自分で動かす運動(自動運動)**が有利。
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例:荷重を減らした可動域運動、膝伸ばし(クアドセッティング)、足首のポンピングなど。
方法⑤:食事で“炎症バランス”を整える
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**オメガ3系脂肪酸(EPA/DHA)**を増やす(青魚、ツナ水煮、サバ缶、くるみ 等)。
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オメガ6過多(揚げ物・加工食品・サラダ油の摂り過ぎ)を控える。
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野菜・果物、発酵食品を増やし、アルコール・喫煙は控えめに。
よくあるQ&A
Q1. 温める・冷やす、どっちが正解?
A. 腫れ・熱感が強い日は冷却、慢性的なこわばりや重だるさが主体なら保温。迷ったら運動後は冷却、就寝前は保温が無難です。
Q2. リハビリで痛みが増えます。やめるべき?
A. “痛みが強くなる負荷”は中止。炎症が引くまで強度と回数を下げる。セラピストと痛み基準(VASなど)を共有しましょう。
Q3. サポーターは有効?
A. 短期的な安定化や不安軽減には有効。ただし付けっぱなしは筋力低下の原因にも。痛み期に限定し、並行して筋活性を。
Q4. 仕事で安静が難しい…
A. 立位時間の分割、こまめな座位休憩、エレベーター活用、階段は手すり、荷物は分散。帰宅後は入浴+必要時アイシングでリセット。
Q5. 受診の目安は?
A. 膝が赤く熱い、夜間もズキズキ、ロッキングや急な可動域低下、発熱、外傷直後の強い腫れは早めに受診。水が溜まる反復も評価対象です。
最終更新:2025-10-07