平成28年10月1日より施行された目標設定等支援・管理料を算定するうえで必要となる目標設定等支援・管理シート(別紙様式23の5)ですが、こちらは厚労省が掲示している様式に準じている範囲なら変更が可能です。
詳細は診療報酬の本を読んでいただくとよいのですが、そこには以下のように書かれています。
(2)医師及びその他の従事者は、共同して目標設定等支援・管理シート(別紙様式23の5又はこれに準じた様式(略)」を作成し、患者に交付し、その写しを診療録に添付すること |
この文面を考慮した範囲で変更していくと、Barthel IndexとFIMはどちらか片方の記載でよいのでひとつは削除します。
医師の説明の内容と患者の受け止めは一か所にまとめて、紹介した事業所は記載欄をふたつにします。
そのように調整して作成したのが以下のシートになります。これで片面1枚にスッキリと収まります。
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様式はエクセルで作成していますので、使用したい方はコチラからダウンロードしてからご自由にお使いください。
ちなみにですが、本シートの交付および説明は、リハビリテーション実施計画書(又はリハビリテーション総合実施計画書)の交付および説明と一体して行うことが可能です。
内容については、氏名や生年月日、発症からの経過、ADL評価など重複する項目が多いので、データベースソフトを使用して患者情報を管理するとより手間を省くことができます。
お勧めのデータベースソフトはファイルメーカーで、実際に私もそちらを使用してから管理しています。
エクセルでも関数を使用することで情報を連結させて構築することは可能ですが、実際にやってみるとファイルが重くなりすぎて使い物になりません。
将来的なことを考えると患者の情報はひとつのデータベースにまとめて共有することが必須なので、余裕があるなら業務改善の一環で取り組んでみることもお薦めですよ。