理学療法士になるべき理由
最近は理学療法士になることに対してネガティブな理由を挙げている人が多いですが、実際に働いている現場のひとりとして、理学療法士の魅力について紹介したいと思います。こんなに素晴らしい職業は他にないですよ。
1.安定した給料がもらえる
理学療法士の給料は年々下降しておりますが、それでも平均で年収400万円ほどはありますので、介護職などと比較すると十分にある方だと思います。
私なんかは田舎で暮らしていますので、この金額は十分すぎるほどです。また、医療職は成果型報酬ではないので、仕事ができなくてもリストラの心配はほぼありません。これって本当に大切なことですよ。
2.仕事が楽である
このように書くと誤解を招きかねませんが、介護職などと比べると絶対に楽だと思います。夜勤もありませんし、汚物などの処理をすることもほぼありません。
定時で帰ることができる職場も多いですし、営業職のようにノルマを課せられるようなストレスもほとんどありません。いくつか職種を経験したことがある人ならわかりますが、こんなに楽な仕事はないですよ。
3.やりがいがある
現役の理学療法士の人たちに仕事の魅力を挙げてもらったら、おそらくほとんどの人が「やりがい」を挙げるのではないかと思います。
こちらは仕事でやっているだけなのに、患者からはとても感謝されますし、毎週のようにお菓子とかを持ってきてくれたりします。それに、患者がリハビリをして良くなっていったら、こちらも相当嬉しいもんです。
4.治療しているという感覚がある
こちらもやりがいと重なる部分がありますが、看護師や薬剤師などの他の医療職と比べて、患者を治療しているという感覚が強いのが理学療法士の特徴です。
定義的には医師の処方に沿って治療を進めていくことが仕事ですが、具体的なリハビリ内容の処方なんてきませんので、こちらで自由に方法は考えることができます。なので、とても勉強しがいがある職業だと思います。
5.作業療法士よりも可能性がある
こんなことを書くと問題かもしれませんが、私はリハビリ職の中では理学療法士が最も可能性がある資格だと思っています。
スポーツの日本代表などで専属トレーナーをしている方々も多いですし、整体院などを開業している人も理学療法士が圧倒的に多いです。
正確に書くなら、作業療法士と理学療法士の間に差なんてほとんどないのですが、そういった先駆者がいるというのは強みだと思います。
おわりに
理学療法士の魅力について5つほど挙げさせてもらいましたが、もちろんいいことばかりではありません。確実に就職先は減っていますし、准看護士よりも平均給与は低くなっています。
それでも、十分すぎるほどの目指すべき魅力はあると思います。ネガティブキャンペーンをしている人たちに負けることなく、是非とも素晴らしい理学療法士になってください。