上後鋸筋

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上後鋸筋の概要

上後鋸筋の起始停止

上後鋸筋は胸郭上部後面に位置しており、表層を僧帽筋、菱形筋に覆われています。

息を吸い込むときに上部の肋骨を引き上げて胸郭を拡張するため、吸気を補助する働きがあります。

名前の似た筋肉に下後鋸筋がありますが、そちらは息を吐き出すときに下部の肋骨を内側下方に引き付けて胸郭を縮小し、呼気を補助します。

そのため、上後鋸筋と下後鋸筋の作用は反対になります。

基本データ

支配神経 肋間神経
髄節 T1-4
起始 6頸椎から第2胸椎の棘突起および項靭帯
停止 2-5肋骨の肋骨角の外側
動作 吸気時に第2-5肋骨を挙上
筋体積 9.8
筋線維長 5.0

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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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