ロードシスの原因と治し方

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不良姿勢の代表である「ロードシス」の原因と修正方法について、わかりやすく解説していきます。

ロードシスとは

ロードシスは、①腰椎前弯の増強(骨盤前傾)、②下部体幹の後方変位となっている状態をいいます。

よく見られる原因としては、軍隊式姿勢の誇張、腸腰筋や胸腰部脊柱起立筋の短縮などがあります。

ロードシスでは腸腰筋が短縮して骨盤が前傾しており、股関節は軽度屈曲、上半身は前方に変位した状態となります。

変位した上半身を後方に戻そうとして足関節は軽度底屈し、さらに腰椎前弯を増強させることで重心を正中に保とうとします。

腰痛との関係

ロードシスは胸腰部脊柱起立筋や腸腰筋が緊張しやすいため、筋筋膜性腰痛を起こしやすい状態にあります。

また、股関節外旋筋(とくに梨状筋)が短縮しやすいために梨状筋症候群が生じやすく、坐骨神経痛を訴えるケースも多いです。

膝痛との関係

ロードシスでは足関節が底屈位をとるため、足底後方に荷重が乗りやすく、足部内反や甲高になりやすい傾向にあります。

足部内反(回外足)があるヒトでは、変形性膝関節症(X脚)や外側半月板損傷、膝蓋腱炎、足関節内反捻挫などを誘発しやすいです。

単純に足部が内反すると膝関節も内反しそうですが、実際は歩行時(立脚後期)に内反すると脛骨は内旋して下肢は内方に傾斜します。

そうすると膝関節外側の圧が高まることになり、ストレスが繰り返されることで外側半月板損傷を引き起こします。

起こりやすい障害

  1. 梨状筋症候群
  2. 筋筋膜性疼痛
  3. 膝蓋腱炎
  4. 外側半月板損傷
  5. 足部内反(甲高)
  6. 足関節捻挫 etc.

ロードシスの治し方

ロードシスは胸腰部脊柱起立筋が短縮していることが多いため、側臥位にてマッサージしてから片側の股関節を屈曲させます。

腸腰筋のストレッチングや腹筋群の強化も腰椎前弯の改善に有効であり、必要に応じて自主練習を指導していきます。

足関節の背屈制限も下部体幹の後方変位を助長するので、下腿三頭筋のストレッチングも必要に応じて実施してください。


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The Author

中尾 浩之

中尾 浩之

1986年生まれの長崎県出身及び在住。理学療法士でブロガー。現在は整形外科クリニックで働いています。詳細はコチラ
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